• Home / 交通 / 青春18きっぷ 新幹線ワープ術の使い方

⚫︎ 2024年10月時点の情報です。価格・発売期間・利用条件などは変更される場合があります。

⚫︎ 新幹線の利用には乗車券と特急券が必要です。運賃・料金はJRグループ各社の公式サイトなどでご確認ください。

⚫︎ 青春18きっぷ北海道新幹線オプション券の使い方(奥津軽いまべつ〜木古内〜五稜郭間)もあわせてご覧ください。

⚫︎ 秋の乗り放題パスの旅にも応用できます。

東海道線の小田原〜豊橋間はホームライナー(追加料金が別途必要)を除き、普通列車のみの運転。特に熱海〜浜松間(所要約2時間30分)は「静岡ロングシート地獄」とも称され、体力的な負担は少なくない。静岡エリアをスピーディかつ快適に移動するなら、静岡〜浜松間、または静岡〜三島間を東海道新幹線でワープしよう。京都〜米原間も新快速が運転されていない早朝は新幹線の短縮効果が大きい。以下の区間は乗車券とお得な特定特急料金で、新幹線「ひかり」・「こだま」の自由席を利用できる。

利用区間新幹線普通列車
三島〜静岡17〜23分60分
静岡〜浜松20〜25分1時間10分
米原〜京都19分1時間10分

山陽線の相生〜下関間は広島地区の一部列車を除き、普通列車のみの運転。相生〜岡山間、または三原〜広島間で山陽新幹線を利用すれば、関西〜九州間の所要時間を約1時間短縮できる。九州の小倉〜博多間も新幹線の短縮効果が大きい。以下の区間は乗車券とお得な特定特急料金で、新幹線「ひかり」・「こだま」・「のぞみ(小倉〜博多のみ)」の自由席を利用できる。

利用区間新幹線普通列車
相生〜岡山15分1時間05分
三原〜広島22分1時間14分
小倉〜博多17分1時間30分

北陸新幹線の開業に伴って、並行在来線の大半が第三セクター化された高崎〜福井間。別料金で第三セクターや路線バスの運賃を支払うのであれば、最短距離でスピーディに移動できる北陸新幹線が便利。高崎〜軽井沢・佐久平間は短縮効果が特に大きい。

利用区間新幹線普通列車
高崎〜軽井沢15分1時間15分(JRバスを含む)
高崎〜佐久平24〜29分1時間15分(JRバスを含む)
糸魚川〜富山27分1時間25分
富山〜金沢23分60分
金沢〜福井24分〜35分1時間20分
福井〜敦賀17分〜20分50分

水上〜越後湯沢の上越線普通列車(臨時列車を除く)は1日5往復と少ないので、高崎〜越後湯沢間を上越新幹線でワープするのがおすすめ。東京発着を早朝・夜間に発着する場合は、大宮〜高崎間の利用価値が高い。

利用区間新幹線普通列車
大宮〜高崎23〜30分1時間20分
高崎〜越後湯沢23〜28分1時間50分
長岡〜新潟16〜20分1時間14分

東北本線の宇都宮〜盛岡間は普通列車のみの運転。新白河〜郡山間や、郡山〜福島間などの短距離でも、普通列車の接続次第では時間短縮効果が大きい。盛岡〜八戸間は並行する第三セクター鉄道とほぼ同額の新幹線がスピーディ。

利用区間新幹線普通列車
新白河〜郡山10分40分
郡山〜福島11分45分
仙台〜古川12分1時間10分
盛岡〜八戸27〜35分1時間50分

青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」の利用がおすすめ。「青春18きっぷ」と併用して北海道新幹線の新青森〜木古内間、および第三セクター「道南いさりび鉄道」の木古内〜五稜郭間を1人片道1回利用できる。

利用区間新幹線普通列車
新青森〜木古内50分1時間20分(代行バス含む)

第三セクター「肥薩おれんじ鉄道」と並行する新八代〜川内間の新幹線利用が一番のおすすめ。なお、肥薩おれんじ鉄道では青春18きっぷ利用者用のお得な「おれんじ18フリーきっぷ」が発売されている。博多から熊本・阿蘇方面へ向かう場合は、久留米〜熊本間の利用も便利。

利用区間新幹線普通列車
久留米〜熊本20〜30分1時間30分
新八代〜川内32分2時間30分

多良〜諫早間の長崎本線普通列車は本数が少なく、時間もかかるので、西九州新幹線の利用価値は大きい。距離が短いので、思い切って全区間利用するのもおすすめ。ただし、鳥栖方面発着の普通列車と新幹線の接続はあまり考慮されていないので、利用前に時刻表で確認が必要だ。

利用区間新幹線普通列車
武雄温泉〜諫早25〜30分1時間40分
武雄温泉〜長崎16〜22分2時間10分

A: 新幹線の自由席特急料金が通常よりもお得な特急料金。すべての新幹線が全車指定席の盛岡〜新函館北斗間、盛岡〜秋田間、および福島〜新庄間は、普通車指定席の空いている席(立席)を利用できる。駅の指定席券売機やみどりの窓口で発売。「えきねっと」 などの予約サイトでは購入できない。

A: いわゆる「立席」利用となり、座席が空くまで普通車の客室またはデッキで立つことになる。

A: 乗車券と特定特急料金で利用できる。ただし、全車指定席(自由席の設定なし)で運転の繁忙期は利用できない。

A: 事前に駅の指定席券売機やみどりの窓口、チケット予約サイトなどで、新幹線の乗車券と特急券を購入しておくのがおすすめ。

A: 新幹線の指定席特急券を持っている場合、指定された列車の乗車日であれば、後続列車の普通車自由席を利用できる。全車指定席の列車については、後続列車の指定席の空いている席(立席)を利用できる。いずれの場合も着席は保証されない。