• Home / 交通 / JR線の普通乗車券 (101キロ以上)

JRの主な駅、101キロ以上の乗車券を取り扱うJRの券売機、および主な国内旅行会社。車掌が乗務する列車では、基本的に車内でも購入できる。

100キロまでの乗車券は発売当日のみ有効で、途中下車は不可。往復乗車券は片道乗車券の有効日数の2倍。

営業キロ有効日数
100キロまで1日
200キロまで2日
400キロまで3日
600キロまで4日
800キロまで5日
1000キロまで6日
1200キロまで7日
以下200キロ
増すごとに
1日ずつ加算
列車座席
新幹線グリーン席、普通車指定席・自由席
特急・急行グリーン席、普通車指定席・自由席、寝台
快速・普通グリーン席、普通車指定席
ホームライナーグリーン席、普通車

以下の区間では特例で、特急列車の普通車自由席、または指定席の空席を乗車券だけで利用できる。指定区間外へ乗り越す場合、または特例利用に含まれない座席(グリーン席など)を利用する場合は、全乗車区間分の料金が必要となるので注意しよう。

区間利用できる座席
新夕張〜新得※普通車指定席の空席
東室蘭〜室蘭※普通車指定席の空席
新青森〜青森普通車自由席
早岐〜佐世保普通車自由席
宮崎〜宮崎空港普通車自由席

以下の乗車券を利用する場合、乗車券が通常運賃から割引となる。

往復割引乗車券
片道の営業キロが601キロ以上の場合、行きと帰りの運賃がそれぞれ1割引になる。

学生割引乗車券
JRから指定を受けた教育機関の学生・生徒は、学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」を窓口に提示すると、片道101キロ以上の運賃が2割引になる。往復割引乗車券との併用も可能(乗車券に「復学割」と表示される)。 この場合、往復割引乗車券から2割引きで計算するので、運賃が28%引となる。

その他、8人以上の利用者が同一行程で旅行する場合、乗車券が10〜15%割引となる団体割引乗車券もある。

一例として、東京〜新函館北斗〜札幌間の旅行(東北・北海道新幹線、および室蘭本線経由)で、函館を経由する場合の乗車券の購入方法は以下のふた通りがある。

例1
東京〜札幌間の乗車券(14,850円・8日間有効)と、新函館北斗〜函館間の乗車券(往復880円)を別々に購入。運賃合計15,730円。

例2
東京〜函館間の乗車券(12,100円・6日間有効)と、函館〜札幌間の乗車券(6270円・3日間有効)を別々に購入。運賃合計18,370円。

結果として、東京から札幌まで8日間以内の旅行であれば、(例1)の方が(例2)よりも、運賃が2640円安くなる新函館北斗〜函館間の運賃は現地で購入、または精算できる。

未使用の場合は、発売額から手数料を差し引いた額の払い戻しを受けることができる。

⚫︎ 使用開始後は、有効期間内で乗車しない区間の営業キロが101キロ以上であれば、乗車した区間分の普通運賃と手数料を差し引いた額の払い戻しを受けることができる。

⚫︎ 乗車券の裏側が黒いきっぷを持っている場合、自動改札機がある駅では自動改札機を利用しよう。特急券や指定席券を持っていれば、乗車券と一緒にきっぷを自動改札機に入れる。乗車券の裏側が白いきっぷを持っている場合、または自動改札機がない有人駅では、改札口で乗車日の記入を受けよう。

⚫︎ 無人駅から乗車する場合は、車内で車掌から乗車日の記入を受けるのが基本。ワンマン列車の場合は乗車時に整理券を取った上で、列車の停車中に乗務員に尋ねてみよう(下車した有人駅の改札口で記入を受けるよう案内されることもある)。

⚫︎ 乗車券の裏側が黒いきっぷを持っている場合、自動改札機がある駅では自動改札機を利用しよう。有人駅で下車する場合は、駅員がいる改札口を通ろう。

⚫︎ 無人駅で下車する場合は、車掌に乗車券の提示を求められることがある。

⚫︎ ワンマン列車の場合、無人駅で下車する場合は乗務員に乗車券を提示する。目的地に着くまでは、間違って運賃箱に入れてしまわないように注意しよう。