関西から青春18きっぷ3日間用、または秋の乗り放題パスで四国4県をぐるり一周するおすすめモデルコース。太平洋や瀬戸内海の風景、ドラマチックな室戸岬や道後温泉、八十八ヶ所霊場や金刀比羅宮のお参り、DMVの乗車(土休日のみ)など、四国の魅力を鉄道の旅で知ることができる。名古屋・東京方面からは青春18きっぷ5日間用での往復旅行もおすすめ。出発地から関西までの往路と復路で1日づつ使おう。

Photo: Openverse Yosan-Line-Series7100-7108 © MaedaAkihiko (Licensed under CC BY-SA 4.0)

⚫︎ 2025年7月時点の情報です。時刻・料金・営業時間などは変更される場合があります。

⚫︎ 当モデルコースは2025年3月15日からの内容です。

⚫︎ 当モデルコースは交通機関の遅延や運休時の接続を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。

⚫︎ タイムラインに 🎟 の絵文字が付く列車は「青春18きっぷ」・「秋の乗り放題パス」が利用できません。別途、有効な乗車券類が必要です。

⚫︎ 出発前に神戸〜高松間のフェリーの運航状況を必ずご確認ください。

⚫︎ 高松発着「JR四国全線完乗 四国フリーきっぷモデルコース」もあわせてご覧ください。


JR線普通・快速列車の普通車自由席、ジャンボフェリー(神戸〜高松間)、徳島バス南部(海部高校前〜海の駅東洋町)、高知東部交通の路線バス(海の駅東洋町〜室戸岬〜奈半利駅間)、阿佐海岸鉄道DMV(阿波海南〜室戸岬間:土休日のみ運転・予約推奨)、特急しまんと1号(須崎〜窪川間)、土佐くろしお鉄道(窪川〜若井間)

⚫︎ 青春18きっぷ(3日間用)、または秋の乗り放題パス

⚫︎ ジャンボフェリー(神戸〜高松間)の乗船券:オンライン予約可(予約がない場合、繁忙期などは自由席でも乗船できない可能性があるので要注意)

⚫︎ 特急しまんと1号(須崎〜窪川間)の乗車券・自由席特急券

⚫︎ 土佐くろしお鉄道(窪川〜若井間)

3日間

神戸三宮港

大阪


前日23:30発 (または0:30発)

神戸中心部のターミナル駅。京都・大阪方面からの新快速が停車する。

▶︎ 神戸三宮フェリーターミナル行き有料バスに乗車。どちらのバスも高松行きのフェリーに接続するので安心だ。三ノ宮駅から徒歩でフェリーターミナルへ向かうこともできる(1.7km・徒歩約25分)。


前日23:40着 (または0:40着) / 1:00発

フェリーの乗船手続きを行おう。

▶︎ ジャンボフェリー高松港行き1便に乗船。リーズナブルな自由席から、女性専用やロフト個室のプレミア席まで、様々な座席が用意されている。プレミア席利用の場合は、船内の大浴場や足湯を午前3時まで無料で利用できる(自由席利用の場合は追加料金が別途必要)。


5:15着

四国・香川県に到着。

▶︎ JR高松駅行き有料バス(所要10分)はフェリー着岸後に接続を取って出発するので安心だ。


6:41発

四国一周・青春18きっぷの旅は高松駅からスタート。列車とバスの乗り継ぎが続くので、駅のコンビニで飲食物を用意しておきたい。

▶︎ 高徳線の徳島行き普通列車に乗車。香川県と徳島県の県境は意外と険しい山越えの区間だ。


9:11着 / 9:30発

徳島県の県庁所在地。

▶︎ 牟岐線(阿波室戸シーサイドライン)の阿波海南行き普通列車に乗車。車窓は所々で阿南海岸が見渡せる進行方向左手がおすすめ。


11:42着 / 土休日DMV12:02発

牟岐線の終着駅。土休日は阿波海南駅から室戸岬直通のDMVが利用できる。路線バス利用(DMV満席時を含む)のモデルコースは海部高校前〜海の駅東洋町〜室戸世界ジオパークセンター〜室戸岬間の欄をご覧ください。途中のバス停留所では短時間の観光も楽しめます。

▶︎ 🎟 土休日に運転される阿佐海岸鉄道DMV(座席定員制)道の駅とろむ行きに乗車。事前予約がおすすめだが、当日空席があれば予約なしで乗車できる(運転手に要確認)。甲浦(かんのうら)までは鉄道の軌道を走る。阿波海南から室戸岬まで乗り換えなしの直通運転。


11:47発

阿波海南駅から北へ140m(徒歩2分)の国道55号線にあるバス停。

▶︎ 🎟 徳島バス南部海の駅東洋町行きに乗車。


12:08着 / 12:20発 (土休日12:28発)

風光明媚な白浜海水浴場にある観光施設。ちょっとした散策が楽しめる。

▶︎ 🎟 高知東部交通室戸営業所行きに乗車。このバスは室戸岬へ行かないので、室戸世界ジオパークセンターで乗り換えが必要。


13:04着 (土休日13:12着) / 13:15発 (土休日13:45発)

室戸岬へ向かうバスの乗り継ぎ停留所。土休日はバスの待ち時間に室戸世界ジオパークセンターを見学できる。軽食も提供。

▶︎ 🎟 高知東部交通の安芸営業所行きに乗車。


13:24着 (土休日バス13:24着・DMV13:23着) / 14:38発

太平洋に大きく突き出た地形が印象的な、四国を代表する岬のひとつ。数々の奇岩と亜熱帯性の植物が生い茂る独特の景観が特徴だ。岬周辺の飲食店はカフェ(火曜休)一軒のみ。

▶︎ 🎟 高知東部交通の安芸営業所行きに乗車。


15:38着 / 16:03発

土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の始発駅。

▶︎ 🎟 土佐くろしお鉄道高知行き快速列車に乗車。後免までの運賃(1080円)が別途必要後免〜高知間はJR土讃線に乗り入れ、青春18きっぷが利用できる。進行方向左手には太平洋。


17:24着

お疲れさまでした。夜は駅前や繁華街の居酒屋で高知名物カツオのたたきを味わってみては?

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Photo: じゃらんnet


7:07発

おはようございます。

▶︎ 土讃線の須崎行き普通列車に乗車。交通費を節約したい場合は、早起きして5:39発の窪川行き普通列車に乗車するとよい。


8:49着 / 9:01発

須崎〜窪川間の普通列車は午後までないので、特急でワープしよう。

▶︎ 🎟 中村行き特急しまんと1号(普通車自由席)に乗車。窪川までの乗車券と自由席特急券の計1390円が別途必要


9:26着 / 9:39発

四万十町の中心地にある予土線の乗り換え駅。

▶︎ 🎟 予土線の宇和島行き普通列車(鉄道ホビートレインで運転)に乗車。窪川〜若井間は土佐くろしお鉄道の運賃(210円)が別途必要。「日本最後の清流」と謳われる四万十川に沿って走る。


12:07着 / 14:11発

☕️ 愛媛県西部の港町。昼食後は市内を散策。宇和島城や龍光院、和霊神社、多賀神社などの見どころがある。

▶︎ 予讃線の松山行き普通列車に乗車。4時間近くの長旅だ。車窓は瀬戸内海に沿った進行方向左手が良い。海辺の無人駅・下灘(17:08発)をお見逃しなく。


18:02着

お疲れさまでした。

⚫︎ JR松山駅前から道後温泉までは伊予鉄道で約25分。日帰り入浴もできるので、夜の情緒ある温泉街をぶらり散策したい。道後温泉発JR松山駅前行きの最終列車は22:00発。

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Photo: じゃらんnet


7:48発

予讃線の普通列車は所要時間が長いので、途中で休憩を挟むのがおすすめ。

▶︎ 伊予西条行き普通列車に乗車。後ろの車両は伊予北条で切り離しとなるので、先頭車両に乗車しよう。車窓は進行方向左手が良い。伊予西条駅の1駅手前にある石鎚山駅で下車し、四国八十八箇所第64番札所の石鎚山金色院前神寺石鎚神社口之宮本社にお参りするのもおすすめ。


9:41着 / 10:42発

松山から約2時間。休憩を兼ねて伊予西条駅に隣接する鉄道歴史パークSAIJO(水曜休)を見学。四国鉄道文化館にはDF50形ディーゼル機関車やフリーゲージトレインなどの珍しい車両が展示されている。

▶︎ 観音寺行き普通列車に乗車。


11:59着 / 12:13発

香川県西部の都市。

▶︎ 高松行き快速サンポート南風リレー号に乗車。


12:52着 / 13:17発

土讃線の始発駅。

▶︎ 土讃線の琴平行き普通列車に乗車。


13:31着 / 16:13発

金刀比羅宮の玄関口。大きい荷物は駅のコインロッカーに預け、駅近くの飲食店で昼食にしよう。「こんぴらさん」の名で親しまれている金刀比羅宮(ことひらぐう)は四国を代表する神社のひとつ。参道口から御本宮まで続く785段の長い石段が有名だ(往復約90分)。

▶︎ 琴平行き普通列車に乗車。


16:45着 / 16:51発

瀬戸大橋線の接続駅。

▶︎ 高松行き快速マリンライナー45号に乗車。


17:05着 / 18:10発

☕️ 四国一周の旅のゴール。駅構内の手打ちうどん店で夕食にしよう。

▶︎ 岡山行き快速マリンライナー54号に乗車。確実に座っていくなら指定席(指定席券が別途必要)の利用がおすすめ。夕暮れの瀬戸大橋を渡り、本州へ。


19:02着 / 19:17発

山陽本線の接続駅。山陽新幹線で当日中に東京へ戻ることもできる。

▶︎ 山陽本線の姫路行き普通列車に乗車。


20:40着 / 20:41発 (土休日20:55発)

▶︎ 野洲行き(土休日は米原行き)新快速に乗車。


21:43着 (土休日21:58着)

お疲れさまでした。京都方面へ行く場合は引き続き乗車。

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