快適なリゾート列車や昔懐かしいSL列車、風を感じるトロッコ列車…。東京から北海道の函館まで「青春18きっぷ」3回分を使って、「乗って楽しい列車」(ジョイフルトレイン)を乗り継ぐ旅に出かけよう。風光明媚な私鉄や第三セクター鉄道、北海道新幹線にも乗車。時間にゆとりのある旅程で、四季の彩り豊かな車窓と地元グルメを満喫したい。
⚫︎ 2024年10月時点の情報です。時刻・料金・営業時間などは変更される場合があります。
⚫︎ 当モデルコースは交通機関の遅延や運休時の接続を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
⚫︎ 季節臨時列車は旅行前に運転日をご確認ください。また、全車指定席の列車は指定席券が別途必要です。詳しくは「チェックリスト」をご覧ください。
⚫︎ 青春18きっぷモデルコース「函館から東京に行こう！乗って楽しい列車の旅」もあわせてご覧ください。
✔️チェックリスト
⚫︎ 「青春18きっぷ」は3日分が必要。「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」もあわせて購入しよう。
⚫︎ 1日目に乗車する「SLばんえつ物語」は基本的に土曜・日曜のみ運転。「海里」は金曜・土曜・日曜・祝日、「リゾートしらかみ1号」は観光シーズンの毎日運転。そのため、東京の出発日は土曜が基本となる(ただし、月曜が祝日の場合は日曜に出発できる場合もある)。
⚫︎ JR東日本「のってたのしい列車」公式サイトで、季節臨時列車「SLばんえつ物語」(1日目: 会津若松〜新津)、「海里」(2日目: 新潟〜酒田)、「リゾートしらかみ1号」(3日目: 秋田〜青森)の運転日を確認しよう。各列車とも全車指定席で、乗車には指定席券が別途必要(グリーン車指定席は青春18きっぷで利用不可)。指定席券はJRの駅窓口、主な旅行会社、「えきねっと」などで購入できる。
⚫︎ 1日目に乗車する会津鉄道の季節臨時列車「お座トロ展望列車会津浪漫風号」の運転日を確認した上で、指定席券(塔のへつり〜西若松)を公式サイト、または東武トップツアーズなどの旅行会社で購入しよう。
⚫︎ 1日目に乗車する東武鉄道の特急「リバティきぬ105号」(栃木〜鬼怒川温泉)は全車指定席。特急券は公式サイトや東武鉄道の駅窓口、東武トップツアーズなどで購入できる。また、栃木から西若松までの3社連絡乗車券(鬼怒川温泉経由)は、東武鉄道の栃木駅窓口や東武トップツアーズなどで購入できる。
⚫︎ 新潟、秋田、函館のホテルを予約しておこう。
INDEX
1日目
乗車距離: 366.2km
東京→新潟
⚫︎ 東京から小山まで快速「ラビット」に乗車。グリーン車自由席の利用がおすすめ。
⚫︎ 栃木から鬼怒川温泉まで東武鉄道の特急「リバティきぬ105号」(全車指定席)に乗車。
⚫︎ 鬼怒川温泉から塔のへつりまで野岩鉄道・会津鉄道直通の快速「AIZUマウントエクスプレス」に乗車。
⚫︎ 塔のへつりから七日町まで臨時列車「お座トロ展望列車会津浪漫風号」(全車指定席)に乗車。
⚫︎ 会津若松の鶴ヶ城を見学。
⚫︎ 会津若松から新津まで臨時快速「SLばんえつ物語」(全車指定席)に乗車。
6:41発
おはようございます。
東北本線の宇都宮行き快速ラビットに乗車。追加料金を払えばグリーン車自由席を利用できるので、朝の関東平野を眺めながら、小山までゆっくり座って行くのがおすすめ。東海道本線の小田原始発なので、横浜や川崎などからも乗車できる。
7:52着 / 8:09発
両毛線の高崎行き普通列車に乗車。
8:21着 / 8:41発
両毛線から東武鉄道に乗り換え。栃木から西若松までの乗車券(3750円)を駅窓口で購入しよう。3社連絡で片道100キロ以上の乗車券なので、途中下車も可能だ。
東武鉄道の鬼怒川温泉行き特急リバティきぬ105号(全車指定席)に乗車。特急券が別途必要(公式サイトや東武鉄道の駅、東武トップツアーズなどで購入できる)。車内には無料Wi-Fi、各座席(リクライニングシート)にはコンセントを完備。
9:35着 / 9:37発
東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道直通の快速AIZUマウントエクスプレス1号(全車自由席)に乗車。座席はリクライニング、または転換クロスシート。
11:14着 / 12:27発
南会津を代表する景勝地「塔のへつり」は駅から徒歩5分。食堂や土産物店もある。
駅に戻り、会津鉄道の会津若松行き臨時列車お座トロ展望列車会津浪漫風号(全車指定席)に乗車。指定席券が別途必要(公式サイトや東武トップツアーズなどで購入できる)。JR只見線の西若松〜七日町間は青春18きっぷが利用できる。
13:21着 / 13:39発
会津若松の中心街に近い只見線の駅。待合室にカフェが併設されている。
🚍 駅前からまちなか周遊バス「はいからさん」に乗車。鶴ヶ城へ向かおう。
15:10着 / 15:27発
磐越西線の臨時快速SLばんえつ物語(全車指定席)に乗車。乗車には指定席券が別途必要。
レトロ調の客車から阿賀野川流域の風景を約3時間楽しめる。車内販売あり。
18:43着 / 18:57発
信越本線、磐越西線、羽越本線が分岐する鉄道の町。
SL列車を見送り、新潟行き普通列車に乗車。
19:16着
お疲れ様でした。信濃川が流れる新潟に到着です。
お酒好きの方であれば、駅ビルCoCoLo新潟西館の「ぽんしゅ館 新潟驛店」に立ち寄ってみよう。新潟が誇る銘酒を手軽に試飲・購入できる。
ホテルにチェックイン後、駅から徒歩15分の新潟日報メディアシップ展望室から新潟の夜景を眺めるのもおすすめ。
Photos: Openverse Tobu-Series-500-Kinugawa-Line © MaedaAkihiko (Licensed under CC BY-SA 4.0); Openverse Aizu Railway AT-750 & AT-700 DMU 021 © Tennen-Gas (Licensed under CC BY-SA 4.0); Openverse 塔のへつり – panoramio © くろふね (Licensed under CC BY 4.0); Openverse Fukushima-Sakura in Tsuruga Castle, Aizuwakamatsu City © SQZ (Licensed under CC BY 4.0); Openverse Banetsu Monogatari Tsugawa Station 20220619 © Rsa (Licensed under CC BY-SA 3.0)
Photo: じゃらんnet
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ＪＲ東日本ホテルメッツ 新潟
▶︎ 新潟駅西側連絡通路から徒歩1分
ＪＲ新潟駅西側自由通路直結！雨に濡れずにお越しいただけます！ホテル1階に「新潟食文化ミュージアムカフェ」と「日本酒観光案内BAR」、3階に越後のお酒ミュージアム「ぽんしゅ館」があり、新潟の食とお酒を嗜みたい方にもおすすめ。
2日目
乗車距離: 273.0km
新潟→秋田
⚫︎ 新潟から酒田までリゾート列車の臨時快速「海里」(全車指定席)に乗車。日本海の景色と新潟・山形の食を満喫。
⚫︎ 酒田で本間美術館を見学。
⚫︎ 岩城みなとで日本海を眺めながら温泉に入浴。海岸の散策や夕日の鑑賞もおすすめ。
⚫︎ 秋田で郷土料理を味わう。
10:11発
新潟のホテルでゆっくり朝食をとってから出発。
白新線・羽越本線の酒田行き臨時快速海里(全車指定席)に乗車。乗車には指定席券が別途必要。日本海を進行方向左手に眺めながら走る。車内販売あり。
13:27着 / 15:30発
山形県第三の都市。酒田では京風建築と日本庭園が見事な本間美術館を見学しよう(駅から徒歩5分)。昼食が必要な場合は駅周辺の飲食店で。
駅に戻り、秋田行き普通列車に乗車。天気が良ければ、日本海と鳥海山の眺めが美しい。
16:53着 / 17:57発
途中下車におすすめの駅。羽後本庄と秋田の中間に位置し、駅から徒歩5分の海岸に道の駅岩城(いわき)がある。日本海を見渡す岩城温泉港の湯でくつろぐのもよし。海の幸を味わったり、夕日を眺めるのもいい。
秋田行き普通列車に乗車。もっとゆっくり滞在したい人は、19時台の秋田行き普通列車に乗るとよい。
18:23着
お疲れ様でした。夕食は秋田駅ビル「トピコ＆アルス」がおすすめ。きりたんぽや比内地鶏、稲庭うどんなどの郷土料理を味わえる。秋田を代表する歓楽街の川反(かわばた)にも足を伸ばしてみては。
Photos: Openverse Uetsu-main-line HB-E300 KAIRI © MaedaAkihiko (Licensed under CC BY-SA 4.0); Openverse Akita Station west exit at night 20201008b1 © 掬茶 (Licensed under CC BY-SA 4.0)
Photo: じゃらんnet
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ホテルメトロポリタン秋田
▶︎ 秋田駅西口から徒歩1分
JR秋田駅に隣接！郷土色を取り入れたモダンなホテル。充実した客室設備で安心のひとときを。千秋公園や秋田市民市場の散策にも便利なロケーションだ。
3日目
乗車距離: 425.6km
秋田→函館
⚫︎ 秋田から青森まで五能線経由の臨時快速「リゾートしらかみ3号」(全車指定席)に乗車。日本海と白神山地を望むクルージングを楽しもう。
⚫︎ 青森駅前のウォーターフロントを散策。
⚫︎ 津軽線の普通列車から陸奥湾を眺める。
⚫︎ 奥津軽いまべつから木古内まで「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」で新幹線に乗車。青函トンネルを抜ける。
⚫︎ 木古内で夕食。津軽海峡の夕焼けもお見逃しなく。
⚫︎ 木古内から函館まで「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」で道南いさりび鉄道に乗車。海に浮かぶ漁り火が見えるかも。
8:19発
おはようございます。朝食をホテルの外で取りたい方は、秋田駅西口の秋田市民市場がおすすめ。午前5時から営業しており、地元の旬の海の幸をその場で味わえる。秋田駅構内のカフェでコーヒーをテイクアウトすることも可能だ。
五能線経由の青森行き臨時快速リゾートしらかみ1号(全車指定席)に乗車。指定席券が別途必要。車内販売もある。白神山地や日本海の景色を大きな窓から満喫したい。
13:34着 / 15:31発
本州最北端の県庁所在地。約2時間の滞在時間があるので、青森駅前のウォーターフロントを散策しよう。食と土産の複合施設A-factory、ねぶたの家 ワ・ラッセ、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸などを訪ねてみたい。
駅に戻り、津軽線の蟹田行き普通列車に乗車。車窓には陸奥湾が広がる。
16:08着 / 16:20発
三厩行き列車代行バスに乗車。青春18きっぷ利用可。
16:50着
津軽二股駅に隣接する北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅へ向かおう。接続時間は約10分。
17:01発
「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」(当日駅窓口で購入可)を使って、北海道新幹線の新函館北斗行きはやぶさ25号に乗車。青函トンネルを抜けて憧れの北海道へ。
17:34着 / 19:10発
北海道最南端の駅。列車の待ち時間がやや長いので、木古内駅前の飲食店で夕食にしよう。天気が良ければ、駅前のコンビニ「セイコーマート」で弁当を買って、海岸で津軽海峡の夕焼けを眺めながらのピクニックもおすすめ。
引き続き「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を使って、第三セクター「道南いさりび鉄道」函館行き普通列車に乗車。進行方向右手には津軽海峡と函館湾の夜景が広がる。夏場は漁り火が見えることも。
20:16着
お疲れ様でした。異国情緒漂う港町・函館に到着です。夜食はラッキーピエロや大門横丁でいかがですか。
➡︎ 翌日以降に函館から青春18きっぷで札幌方面へ向かう予定の方は、「海線・山線グルメと函館観光の旅」3日目、または「函館〜小樽〜札幌 鉄道とバスで寄り道の旅」をご覧ください。
Photo: じゃらんnet
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プレミアホテル－CABIN PRESIDENT－函館
▶︎ 函館駅から徒歩1分
JR函館駅から徒歩1分の好立地。200以上の客室があり、レストランでは地元の食材を使った朝食を提供。このホテルの自慢は、最上階にある夜景バー「エステラード」。カウンターごしにベイエリアの街明かりを眺めながら、道南地方のお酒を嗜むことができる。
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