「青春18きっぷ」4回分で北海道の都市と自然、そして鉄道を満喫する観光モデルコース。札幌を起点に普通列車で北海道周遊の旅に出かけよう。道央から道南へ、そして道東から道北へ。北海道を代表する都市の街歩き、雄大な自然、そしてご当地グルメを満喫したい。この旅行は「北海道&東日本パス」でもお得に楽しめる。
⚫︎ 2024年10月時点の情報です。時刻・料金・営業時間などは変更される場合があります。
⚫︎ 当モデルコースは交通機関の遅延や運休時の接続を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
INDEX
✔️チェックリスト
⚫︎ JRの駅で「青春18きっぷ」、または「北海道&東日本パス」を購入しよう。夏の利用期間は「北海道&東日本パス」の方が長い。
⚫︎ 函館、帯広、釧路のホテルを予約しておこう。北海道外から旅行する場合は、札幌のホテルも予約しておくと安心だ。
⚫︎ 2日目は長万部から洞爺まで特急北斗(全車指定席)に乗車する。乗車券と指定席特急券(または座席未指定券)が別途必要。全国のJRの「みどりの窓口」のほか、長万部駅で当日購入できる。
⚫︎ 観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」と「富良野・美瑛ノロッコ号」は臨時列車なので、運転日と運転時刻を確認しておこう。両列車とも、指定席と自由席が連結されている。
⚫︎ 最新の列車運行情報を確認しておこう。
1日目
乗車距離: 286.3km
札幌→函館
夏の北海道ぐるり旅は札幌からスタート。岩見沢・千歳・苫小牧・当別方面、および札幌市営地下鉄の各駅からも札幌発の列車に間に合う。北海道外から訪れる場合は、前日までに札幌入りしよう。
函館までは小樽経由の通称「山線」を利用。倶知安では酒造を見学し、長万部ではカニめしと温泉入浴。道南の港町・函館では美しい夜景や地ビールを満喫したい。
7:14発
おはようございます。
函館本線の小樽行き普通列車に乗車。銭函を過ぎると、進行方向右手に石狩湾の景色が広がる。
14:11着 / 16:20発
長万部といえば駅弁「かにめし」が有名だ。駅前の直売店(火曜休/完売の場合あり)で購入でき、列車の客室を模した飲食スペースで味わうことができる。長万部温泉は駅から徒歩20分。長万部温泉ホテルでは日帰り入浴ができる。郷土資料館(町民センター)や図書館で待ち時間を過ごすのもよい。
函館行き普通列車に乗車。噴火湾の海岸線に沿って走る。森からは森からは砂原支線に入り、車窓右手に駒ヶ岳が見える。
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JRイン函館
▶︎ 函館駅北口から徒歩1分
湯船に浸かり入線する列車を眺め、ラウンジからは青函連絡船記念館摩周丸。ホテルロビーには懐かしい列車のヘッドマークも。回転寿司食べ放題の朝食ビュッフェをお召し上がりいただけます!
2日目
乗車距離: 441.7km
函館→帯広
2日目は函館朝市を散策後、大沼公園経由の長万部行き普通列車に乗車。長万部から洞爺までは室蘭本線の特急列車で移動(別途運賃・料金が必要)。太平洋を眺めながら旅を進める。石勝線の新夕張から新得までは青春18きっぷの特例で特急列車の普通車に乗車。新得で夕食を取り、十勝地方の中心都市・帯広へ。
8:18発
ちょっと早起きして駅前の函館朝市へ。新鮮な海産物は地方発送できる。
函館本線の長万部行き普通列車に乗車。進行方向右手の座席がおすすめ。大沼湖や駒ヶ岳、噴火湾が間近に見える。
11:09着 / 11:34発
長万部から東室蘭への普通列車は午後3時半までないので、洞爺まで特急列車で移動する。
室蘭本線の特急北斗7号札幌行きに乗車。乗車券と指定席特急券(または座席未指定券)の計2130円が別途必要。長万部駅の窓口、または話せる券売機で購入できる
ℹ️ 長万部で昼食を取り、後続の特急北斗9号(12:14発)に乗車しても洞爺(12:39着)で後述の普通列車に追いつける。
12:01着 / 13:38発
🍽 洞爺駅前のレストラン、またはカフェで昼食。天気が良ければ、駅前のAマートかコンビニで弁当を買って、駅から徒歩2分の夕日が浜公園で海を眺めながらピクニックを楽しむのも良い。
駅裏手の虻田神社には長さ1キロの青葉山道フットパスがあり、山頂から噴火湾を一望できる。
駅に戻り、東室蘭行き普通列車に乗車。車窓左手には有珠山や昭和新山、右手には太平洋や室蘭港が見える。
14:23着 / 15:39発
東室蘭では1時間以上の待ち時間があるので、駅前の楽々温泉で汗を流すか、カフェで一休み。中嶋神社は駅西口から徒歩10分。天気が良ければ、東口から鳴り砂で有名なイタンキ浜へタクシー、または徒歩で向かうのもよい(片道1.5キロ)。
駅に戻り、苫小牧行き普通列車に乗車。この旅で初めての737系ワンマン電車。
ℹ️ 東室蘭から室蘭へ行くと、上記の苫小牧行きの通列車に乗車できないので要注意。
16:48着 / 17:15発
北海道を代表する工業都市のひとつ。苫小牧と縁があるアニメグッズは駅南口に隣接する観光案内所で購入できる。地元のスイーツとパンは「三星駅前店」で。
室蘭本線の岩見沢行き普通列車に乗車。
17:53着 / 17:56発
鉄道の歴史とともに発展した町。
石勝線の新夕張行き普通列車に乗車。車窓右手には夕張川の峡谷が寄り添う。
18:23着 / 18:32発
石勝線の釧路行き特急おおぞら9号に乗車。新得までは青春18きっぷ、または北海道&東日本パスで普通車の空いている席を利用できる。北海道屈指の山奥を駆け抜け、狩勝峠を越えて新得へ。
19:33着 / 21:04発
🍽 十勝地方の玄関口。駅前の飲食店で夕食にしよう。名物は新得そば。新得地鶏の居酒屋もある。
夕食後、帯広方面池田行き普通列車に乗車。
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ホテルヌプカ/
ヌプカハナレ
▶︎ 帯広駅北口から徒歩3分
オリジナルビールと地元の食を味わう十勝を感じるリノベーションホテル。とてもコンパクトながら清潔なお部屋。男女別の相部屋も併設。夜の町なかを巡る馬車BARも運行中(月・火・金・土)。
3日目
乗車距離: 297.4km
帯広→網走
3日目は十勝平野を横断して釧路へ。新鮮な海の幸を味わい、幣舞橋界隈をぶらり散策。夕方、釧網本線に乗車して網走へ。夜は焼き肉と地ビールで決まり!
10:26発
おはようございます。
釧路行き普通列車に乗車。厚内を過ぎると、進行方向右手に太平洋が広がる。
13:12着 / 16:29発
道東地方最大の港町。まずは駅から徒歩3分の和商市場で昼食にしよう。食後は釧路の街をぶらり散策。幣舞橋やフィッシャーマンズワーフMOO、まなぼっと幣舞展望室などに足を伸ばそう。
ℹ️ 夏の観光シーズンには観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」が釧路〜塘路間で運行されている。時刻は利用日によって異なるほか、運休日もあるので、事前によく確認しておこう。
夕方、網走行き普通列車に乗車。車窓から夕暮れの釧路湿原を眺めよう。
19:49着
お疲れ様でした。
🍽 夕食は駅から徒歩7分の網走ビール館がおすすめ。網走川の夜景を眺めながら、地元和牛の焼き肉と地ビールを堪能しよう。
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天然温泉 天都の湯 ドーミーイン網走
▶︎ 網走駅から徒歩10分
2016年6月開業。全室Wi-Fi利用可。最上階にオホーツク海や知床半島を一望する男女別天然温泉大浴場(サウナ付)完備!網走ビール館、網走バスターミナルから徒歩約2分の好立地。
4日目
乗車距離: 約397.5km
網走→札幌
天気が良ければ早起きして、北浜の濤沸湖を訪ねてみよう。北見から旭川までは石北本線の特別快速で移動。北海道第2の都市・旭川を観光後、最終の普通列車で札幌へ。
6:39発
おはようございます。もし天気が良ければ、早朝の濤沸湖に行ってみたい。
釧網本線の釧路行き普通列車に乗車。
6:55着 / 7:54発
オホーツク海を見渡す浜辺にあるノスタルジックな駅。ラムサール条約登録湿地の濤沸湖は駅から徒歩10分。冬には知床連山を背景に白鳥などの渡鳥が見られる。早起きした甲斐があるというものだ。
折り返し、北見行き普通列車に乗車。
8:13着 / 8:43発
北浜から乗車した北見行き普通列車は網走で30分間停車。北浜駅に行かない場合は、網走のホテルで朝食を取ってからこの列車に乗るとよい。
9:43着 / 10:26発
オホーツク地方最大の都市。列車の待ち時間に駅待合室の北海道四季彩館でお土産を買うことができる。
旭川行き特別快速きたみ(2両編成)に乗車。途中、スイッチバック駅の遠軽で進行方向が変わる。石北峠を越え、道北地方へ。
13:49着 / 20:57発
道北地方の中心都市。昼食後は駅のロッカーに大きい荷物を預けて旭川市内、または近郊の町(美瑛や東川など)を半日観光しよう。夏場は駅構内の観光案内所でレンタサイクルを借りることができる。
夕食後、岩見沢行き普通列車に乗車。737系のワンマン電車。
22:18着 / 22:34発
札幌方面手稲行き普通列車に乗車。新札幌・千歳・苫小牧方面へ行く場合は、白石で乗り換え。
23:16着
4日間お疲れ様でした。札幌到着です。
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JR東日本
ホテルメッツ 札幌
▶︎ 札幌駅北口東コンコースから徒歩2分
JR札幌駅北口(東コンコース)より徒歩2分。シンプルで機能性に優れた空間は心地よい時間をお届けします。全室バス・トイレセパレートタイプ。ホテルのそばに24時間営業のコンビニあり。
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