札幌から「青春18きっぷ」(3日間用)、または「北海道&東日本パス」を使い、冬の道北、道東、そして道央地方を普通列車でぐるっと一周する2泊3日のモデルコース。旭川市旭山動物園の「ペンギンの散歩」、道東・鶴居村のタンチョウ、小樽運河のロマンチックなイルミネーションは冬の北海道を象徴する風物詩。残雪輝く早春(3月・4月上旬)の旅にもおすすめだ。
⚫︎ 2024年11月時点の情報です。時刻・料金・営業時間などは変更される場合があります。
⚫︎ 当モデルコースは交通機関の遅延や運休時の接続を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
チェックリスト
⚫︎ この旅行では「青春18きっぷ」(3日間用)が必要。
⚫︎ 「北海道&東日本パス」(連続する7日間有効)を利用の場合は、少なくとも有効期間の3日分が必要。
⚫︎ 網走(1日目)と帯広(2日目)のホテルを予約しておこう。必要があれば、旅行前日と3日目のホテルも予約しておくとよい。
🔗 旭川(1日目)で北海道&東日本パスモデルコース「冬の旭川・美瑛・稚内と温泉めぐり」1日目(または3日目)と組み合わせ可能。
🔗 札幌(1日目・3日目)で北海道&東日本パスモデルコース「東京発 八戸経由札幌行き 普通列車+フェリーの旅」と組み合わせ可能。
INDEX
1日目
乗車距離: 374.5km
札幌→網走
⚫︎ 朝の石狩平野を車窓から眺める。
⚫︎ 旭川の旭山動物園へ。ペンギンの散歩は必見。
⚫︎ 石北本線の特別快速きたみで大雪山国立公園を横断。
⚫︎ 北見で夕食。名物の焼き肉やクラフトビールを味わいたい。
🔗 旭川で北海道&東日本パスモデルコース「冬の旭川・美瑛・稚内と温泉めぐり」1日目(または3日目)と組み合わせ可能。
6:00発
函館本線の旭川行き普通列車(ディーゼルカー)に乗車。雪原の石狩平野を北上しよう。冬は岩見沢の前後で夜明けを迎える。
8:51着 / 9:40発
☕️ 北海道第二の都市。バスの乗車まで約50分の待ち時間があるので、まずは駅前のカフェで一息つこう。昼過ぎには再び旭川駅に戻るので、大きい荷物は駅のコインロッカーに預けるとよい。
🚍 旭川駅6番乗り場から旭川電気軌道41番「旭山動物園」行きに乗車。
13:50着 / 14:40発
🍽 駅構内または駅前の飲食店で昼食にしよう。
石北本線の北見行き特別快速きたみに乗車。雄大な大雪山国立公園の山並みを眺め、道東地方へ。スイッチバック駅で知られる遠軽では進行方向が変わる。
18:01着 / 20:13発
🍽 オホーツク地方最大の都市。列車の待ち時間を利用して「オホーツクビアファクトリー」へ。麦芽100%の地ビールを名物料理と堪能しよう。
また、歓楽街には数多くの焼肉屋がある。個人的には「味覚園 銀座店」がおすすめ。
網走行き普通列車に乗車。時間が足りなければ、21時台の最終列車でも間に合う。
21:11着
石北本線の終着駅。お疲れさまでした。
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北海ホテル
▶︎ 網走駅から徒歩5分
網走駅から徒歩5分。繁華街も徒歩圏内の好立地。大浴場完備。レジャー・団体等様々なシーンでご利用頂けます。全室WI-FI無料。
2日目
乗車距離: 297.4km
網走→帯広
⚫︎ 釧網本線に乗車。オホーツク海や斜里岳、釧路湿原の冬景色を車窓から眺める。
⚫︎ 釧路駅からバスで鶴居村へ。タンチョウを眺め、源泉掛け流しの鶴居温泉で一休み。
⚫︎ 釧路駅前の和商市場で海鮮丼を味わう、あるいは幣舞橋で釧路川の夕焼けを眺める。
⚫︎ 帯広で夕食・宿泊。十勝の名物料理やクラフトビールを味わう。
6:39発
釧網本線の釧路行き普通列車に乗車。進行方向左手の席がおすすめ。オホーツク海や斜里岳、釧路湿原の風景を楽しめる。
11:30着
♨️ ホテルTAITOは「鶴居中学校」バス停から歩いてすぐ。源泉掛け流しの温泉で、広々とした大浴場や露天風呂、サウナがあり、レストランではランチも提供。前述の阿寒バス「つるい温泉セット券」が利用できるので、タンチョウ観察とあわせて立ち寄ろう。
鶴居村役場・中学校から東へ徒歩約12分。鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリは北海道の代表的なタンチョウ飛来地のひとつとして知られており、冬には柵越しにタンチョウを見ることができる。真っ白な雪原で羽を休めるタンチョウの姿は冬の道東ならではの光景だ。
14:42発
🚍 阿寒バスの釧路駅前方面「市立病院」行き(土休日は「釧路駅前」行き)に乗車。
15:50着 / 17:06発
🍽 列車の待ち時間に釧路ならではの海の幸を味わうなら、駅から徒歩3分の和商市場へ。好きな魚介類をご飯にのせた「勝手丼」を試してみたい。また、駅から徒歩10分の幣舞橋で釧路川の夕焼けを眺めるのもおすすめだ。
根室本線の新得行き普通列車に乗車。進行方向左手には夜の太平洋が広がる。
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帯広天然温泉
ふく井ホテル
▶︎ 帯広駅北口から徒歩1分
帯広駅前で唯一の自家源泉かけ流し天然モール温泉。帯広駅より徒歩1分。おひとり様ずつ選べる4種の朝食。全室Wi-Fi完備。繁華街へは信号ひとつ。
3日目
乗車距離: 287.8km
帯広→札幌
⚫︎ 新得で昼食。名物の新得そばを味わってみたい。
⚫︎ 石勝線の新得〜新夕張間は特例で特急とかちの普通車(空いている席)に乗車。
⚫︎ 冬の小樽をぶらり散策。11〜1月にはイルミネーション「青の運河」が開催される。
🔗 札幌で北海道&東日本パスモデルコース「東京発 八戸経由札幌行き 普通列車+フェリーの旅」と組み合わせ可能。
8:54発
根室本線の新得行き普通列車に乗車。車窓には十勝平野と日高山脈の雄大な風景が広がる。
9:59着 / 11:50発
十勝地方の西に位置する高原の町。駅には立ち食いそば屋がある。自然豊かな新得神社は駅から徒歩10分。
🍽 昼食は駅周辺の飲食店で名物の新得そばや新得地鶏を味わいたい。
石勝線の札幌行き特急とかち6号に乗車。特例で新得から新夕張までの区間は青春18きっぷ、または北海道&東日本パスで普通車の空いている席を利用できる。北海道屈指の山奥を駆け抜け、道央地方へ。
13:06着 / 13:12発
千歳行き普通列車に乗車。
14:18着 / 14:23発
千歳線の札幌方面小樽行き快速エアポート95号に乗車。指定席(uシート)を利用する場合は指定席券が別途必要。
✈️ 新千歳空港へ向かう場合は南千歳で乗り換え。15時30分以降の飛行機に乗り継ぎできる。
🔗 北海道&東日本パスモデルコース「東京発 函館経由札幌行き 普通列車+フェリーの旅」復路(上り)と組み合わせ可能。
15:41着 / 19:00発
北海道開拓期の歴史的建物が数多く残るノスタルジックな港町。観光名所の小樽運河では11月から1月までの3ヶ月間、イルミネーションイベント「青の運河」が開催される。堺町通りの散策後は小樽倉庫No.1で地ビールを味わってみたい。
新千歳空港行きの快速エアポート170号に乗車。指定席(uシート)を利用する場合は指定席券が別途必要。
🛏 小樽のホテルやゲストハウスに泊まるのもおすすめ。
➡︎ 倶知安・長万部方面行きの普通列車に乗り継ぐこともできる。
19:34着
お疲れさまでした。新千歳空港へ向かう場合は、引き続き終点まで乗車。
🔗 北海道&東日本パスモデルコース「東京発 八戸経由札幌行き 普通列車+フェリーの旅」復路(上り)と組み合わせ可能。
20:13着
お疲れ様でした。
✈️ 今日中に東京へ向かう場合、新千歳空港を21時台に出発する羽田行きの飛行機に乗り継げる。
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