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JR線のきっぷを買える場所、きっぷの種類と組み合わせ、大人とこどもの区分、学生割引乗車券など、きっぷを買う前に知っておきたい基本ガイドです。


どこで買える?

JR線のきっぷは以下の場所で取り扱っています。片道101キロ以上の普通乗車券、お得なきっぷ(青春18きっぷ)、特急券、指定席券、グリーン券、寝台券、学生割引乗車券などを購入できます。

JRの主な駅: みどりの窓口、指定席券売機

JRの主な旅行センター

主な旅行会社: JTB、日本旅行、KNT–CTホールディングス(近鉄グループ)、大学生協事業センターなど


きっぷの種類

JR線のきっぷには主に以下の種類があります。

乗車券

列車に乗車するためのきっぷで、価格は運賃と呼ばれます。

基本的には利用当日の発売ですが、早朝や深夜などの出発時に駅の窓口が開いていない場合などは前もって購入できます。指定席券と同時に購入する場合は1ヶ月前から発売されます。

片道乗車券: 片道101キロ以上の乗車券では途中下車(改札口の外に出ること)ができます。

往復乗車券: 行き帰りとも同一ルートの乗車券。片道601キロ以上利用の場合は往復割引(往路・復路の運賃からそれぞれ1割引)が適用されます。

連続乗車券: 重複利用する区間がある場合の乗車券。

指定券

全車指定席の列車に乗車する場合、または指定席連結の列車で確実に座席に座りたい場合は、乗車券の他に指定券が必要です。

指定席特急券(新幹線を含む)、寝台券、指定席グリーン券、指定席券(普通・快速・急行列車)があります。

指定券は利用する列車が始発駅を出発する日の1ヶ月前の午前10時(指定席券売機は午前10時10分)から、主な駅や旅行会社の窓口で発売されます。

普通・快速列車(SL列車を含む)の普通車指定席は、指定席券を購入すると、青春18きっぷでも乗車できます。

特急券

新幹線や在来線の特急列車を利用する場合は、乗車券の他に特急券が必要です。以下の2種類があります。

新幹線特急券(指定席・自由席・特定特急券): 新幹線の乗車に必要なきっぷです。特定特急券は自由席連結の新幹線が運行されていない区間で発売されており、普通車指定席の空いている席を利用できます。

在来線特急券(指定席・座席未指定券・自由席)

一部の区間では乗車券のみで特急列車の普通車自由席(または指定席)に乗車できる特例があります。詳しくはこちらをご覧ください。

急行券

急行列車を利用する場合は、乗車券の他に急行券が必要です。

急行券で急行列車の普通車自由席を利用できます。急行列車の指定席券・グリーン券・寝台券は別途購入する必要があります。

グリーン券

グリーン席(新幹線のグランクラスを含む)は普通車よりもグレードが高い座席です。グリーン席(指定席・自由席)を利用する場合は、乗車券の他にグリーン券が必要です(大人・こども同額)。

新幹線・特急・急行列車のグリーン車を利用する場合は、特急・急行券と一緒に購入する必要があります。

普通・快速列車のグリーン車自由席は、グリーン車自由席券を別途購入すると、青春18きっぷでも乗車できます。

寝台券

寝台列車を利用する場合は、乗車券の他に寝台券が必要です(大人・こども同額)。特急・急行列車の寝台車を利用する場合は、特急・急行券と一緒に購入する必要があります。

乗車整理券

JR北海道とJR東海で通勤・通学時間帯に運転される座席定員制の列車「ホームライナー」などを利用する場合は、乗車券(青春18きっぷを含む)の他に乗車整理券が必要です(大人・こども同額)。

お得なきっぷ

上記のきっぷの他に、JR線の普通・快速列車が1日乗り降り自由の「青春18きっぷ」(季節限定)、地域限定の割引きっぷやフリーパス、乗車券と併用できるお得なきっぷが多数あります。


大人とこども

きっぷの運賃には大人とこどもの区分があります。

大人: 小学生を除く12歳以上。

こども: 6歳以上(小学校入学前を除く)12歳未満。こどもの乗車券・特急券・急行券・指定席券は大人の半額です。

幼児: 1歳〜6歳未満。大人またはこども1人につき、同伴する幼児・乳児2人までの運賃が無料になります。

乳児: 1歳未満。


学生割引乗車券

JRから指定を受けた教育機関の学生・生徒は、学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」を窓口に提示すると、片道101キロ以上運賃が2割引になります。また、上記の往復割引との併用も可能です(往復割引の運賃からさらに2割引で計算=計28%割引)。