長旅お疲れ様でした。宗谷本線の旅はここが終点です。
稚内は宗谷海峡に面する日本最北の都市で、利尻礼文サロベツ国立公園や宗谷岬の玄関口です。
市内には風光明媚なフットパスやサイクリングコースが数多くあり、特に稚内公園や宗谷丘陵からは素晴らしい景色が広がります。
観光の後は温泉で疲れを癒したり、郷土料理を堪能したいですね。
観光

宗谷岬
稚内駅からバス50分「宗谷岬」下車
北緯45度31分14秒、日本本土の最北端で稚内で一番有名な観光地。丘の上には旧海軍望楼や灯台などがあり、宗谷海峡を一望できる。稚内駅から路線バスで往復するなら運賃が1割引になる記念乗車券がお得。観光案内所「BASE SOYA」(6月中旬〜9月下旬開館)では宗谷丘陵の周遊に便利なレンタサイクルを貸し出している。

宗谷丘陵
宗谷岬から宗谷歴史公園まで11km / 宗谷歴史公園から「宗谷」バス停まで徒歩5分
宗谷岬の背後に広がる美しい丘陵地帯で、独特の周氷河地形と風力発電の風車が立ち並ぶ風景は壮観。全長11キロのフットパス(5〜10月通行可)が宗谷岬から宗谷歴史公園まで整備されており、後半の3キロはホタテの貝殻が敷き詰められた「白い道」となっている。午前のバスで稚内駅を発ち、午後の便で戻るとよい。

稚内港北防波堤ドーム
稚内駅から徒歩3分
稚内駅を出て正面に見える半アーチ状の防波堤で、樺太への連絡船が接続する稚内桟橋駅を荒波から守る目的で1936年に建てられた。設計者は当時26歳だった土屋実。長さ427m、高さ13.6m、円柱は70本もあり、その壮大な外観は古代ローマの建築物を連想させる。岸壁にはプロムナードがあり、夜はライトアップされる。

ノシャップ岬
稚内駅からバス10分「ノシャップ」下車、徒歩3分
稚内駅から北へ約4.5km、宗谷岬よりやや南に位置する平坦な岬で、利尻島や礼文島を遠望する夕日の名所。北海道で一番高い稚内灯台(47m)の横にわっかりうむノシャップ寒流水族館(2月・3月・4月下旬〜11月下旬開館)があり、北の海に生息する魚たちやゴマフアザラシが見られる。青少年科学館と一体になっており、南極観測に関する展示コーナーもある。

稚内公園
稚内駅から氷雪の門まで徒歩20分 / 開基百年記念塔まで徒歩50分
稚内駅から正面に見える丘陵地にあり、北門神社の境内から遊歩道が伸びている。眼下には稚内の街並みや宗谷海峡が一望でき、氷雪の門や樺太犬などの記念碑も建つ。頂上には稚内市開基百年記念塔・北方記念館があり、稚内や樺太に関する歴史的資料を豊富に展示している。高さ70mの展望台からの眺めは素晴らしく、夏場は夜景も楽しめる。歩いて登るの価値は十分にある。11月〜4月下旬休園。

稚内育みの里
稚内温泉童夢から往復で徒歩約60〜90分
稚内西海岸の背後に広がる海岸段丘で、稚内温泉童夢向かいの少年自然の家と富士見地区の龍海寺にあまり目立たない入口がある。登りはかなりきついが、丘の上から眺める日本海と利尻島の風景に感動すること間違いなし。稚内公園開基百年記念塔からの遊歩道は現在通行止め。

稚内温泉童夢
稚内駅からバス18分「稚内温泉前」下車
ノシャップ岬から南西へ2キロの海沿いにある日本最北の公共温泉。9種類の浴槽と2種類のサウナがあり、露天風呂から日本海に浮かぶ利尻島や礼文島が見える。塩分は海水以上に濃く、体が温まる。

ヤムワッカナイ温泉 港のゆ
稚内駅から徒歩15分
稚内副港市場の2階にある日帰り温泉で、港を見渡す大浴場や露天風呂、サウナがある。休憩室や食事処も併設しており、列車やバスの待ち時間を過ごすのに便利。1階には昔の稚内桟橋駅や日本統治時代の樺太の様子を写真パネルなどで展示するギャラリーがある。

旧瀬戸邸
稚内駅から徒歩5分
1952年に建てられた底引船親方の邸宅で、稚内駅から中央通り商店街を通り過ぎた先にある。旅館風の建物は外観から想像できない贅沢なつくり。宴会を再現した和室や底引漁業に関する展示があり、当時の賑わいが垣間見られる。
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宿・ホテル