広大なサロベツ原野の中心に位置する豊富(とよとみ)は道北地方を代表する酪農の町です。夏には利尻山を背景に色とりどりの花々が湿原に咲き誇り、この土地を訪ねる旅人たちを魅了します。
大規模草地育成牧場を貫く道はサイクリングに最適で、牛たちがのんびりと草を食む風景を間近に見ることができます。
内陸部には日本最北の温泉郷として知られる豊富温泉があり、体の疲れを癒してくれることでしょう。
稚内へ行く前に、まずは豊富に立ち寄ってみませんか。
観光

サロベツ湿原センター
豊富駅から乗合交通12〜34分 / 自転車で約30分
豊富駅から西へ約6キロ。サロベツ原野の入口にあり、湿原の成り立ちや植生、開拓、泥炭産業の歴史を紹介。また、1周約1kmの木道と展望デッキが整備されており、四季折々の花々を見ることができる。6月下旬から7月上旬にかけてが花のベストシーズン。豊富駅からはレンタサイクルで約30分。

豊富温泉
豊富駅からバス10分 / 自転車で約30分
豊富駅から約7km内陸に入ったところにある日本最北の温泉郷。大正時代末期、石油の試掘中に噴出したのが始まりで、泉質は皮膚病やアトピーに効能があるとされる。湯治目的で長期滞在する人も多い。日帰り入浴は町営の「ふれあいセンター」がおすすめ(火曜・隔週木曜休館)。近年、モダンな宿泊施設が増えている。

大規模草地育成牧場
豊富温泉から自転車で約30分
豊富温泉の北側に広がる日本有数の草地牧場。総面積は1500ヘクタールあり、周氷河地形が残る丘陵地帯に1000頭以上の乳牛が放牧されている風景は圧巻だ。旧レストハウスより北側の眺望が特に素晴らしい。アップダウンの多い道が続くので、電動アシスト付き自転車を借りるのがおすすめ。豊富駅からはレンタサイクルで1時間弱。11月〜4月は冬季通行止め。
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宿・ホテル