Hokkaido & East Japan Pass itinerary from Sapporo: Aomori, Morioka and Akita Winter Wonderland
札幌から「北海道&東日本パス」を使い、冬の北東北(青森県・岩手県・秋田県)を普通列車でぐるっと一周する3泊4日のモデルコース。初日は札幌を夜に出発し、苫小牧から八戸まで深夜フェリーを利用。北東北では青い森鉄道やIGRいわて銀河鉄道、花輪線、五能線、そして津軽鉄道のストーブ列車に乗車。秋田県の湯瀬温泉と青森県の大鰐温泉で疲れを癒そう。復路は北海道新幹線を利用し、函館と豊浦温泉に立ち寄る。残雪輝く早春(3月)の旅にもおすすめだ。
⚫︎ 2024年12月時点の情報です。時刻・料金・営業時間などは変更される場合があります。
⚫︎ 当モデルコースは交通機関の遅延や運休時の接続を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
⚫︎ タイムラインに 🎟 の絵文字が付く列車は「北海道&東日本パス」が利用できません。別途、有効な乗車券類が必要です。
⚫︎ 出発前にフェリーの運航状況を必ずご確認ください。
チェックリスト
⚫︎ この旅行では「北海道&東日本パス」が必要。札幌発着の場合は最短で3泊4日の旅行ができる。
⚫︎ 苫小牧〜八戸間の「シルバーフェリー」(1日目)は事前予約がおすすめ。インターネット割引や学生割引など、各種割引料金が設定されている。かしこく使ってお得に旅しよう。
⚫︎ 湯瀬温泉(2日目)と大鰐温泉(3日目)のホテルを予約しておこう。
⚫︎ 津軽鉄道のストーブ列車は12〜3月の毎日運転(予約不要)。ダルマストーブ付きの客車に乗車する場合は、乗車券のほかに有料の「ストーブ列車券」が別途必要。
INDEX
1日目
鉄道乗車距離: 71.2km
札幌→八戸
⚫︎ 札幌を20時過ぎに出発。苫小牧への移動にも北海道&東日本パスを利用するのがおすすめ
⚫︎ 八戸から苫小牧まで夜行フェリーに乗船。
20:47発
千歳線の新千歳空港行き快速エアポート182号に乗車。
21:05着 / 21:07発
隣のホームに停車中の苫小牧行き普通列車に乗車。
21:50着 / 22:11発
🚍 駅前から中央バスの高速とまこまい号「苫小牧フェリーターミナル」行きに乗車。交通系ICカード利用可。このバスに乗車すれば、フェリーの乗船手続きが確実にできる。
22:25着 / 23:59発
🛳 シルバーフェリーの八戸行き夜行フェリー「シルバーティアラ」に乗船。リーズナブルな二等室(レディースルームあり)から個室タイプの1等・特等まで、様々なタイプの客室がある。展望浴室で1日の汗を流し、ゆっくりと横になろう。
➡︎ シルバーフェリーには往復割引(学生を除く)やインターネット割引、学生割引など、各種割引料金が設定されている。かしこく使ってお得に旅しよう。
2日目
鉄道乗車距離: 194.6km
八戸→湯瀬温泉
⚫︎ フェリーから太平洋に昇る朝日を眺める。
⚫︎ 八戸から盛岡まで第三セクター「青い森鉄道」・「IGRいわて銀河鉄道」に乗車。
⚫︎ 岩手県の中心都市・盛岡を散策。ご当地グルメも堪能しよう。
⚫︎ 花輪線に乗車。岩手山や八幡平の夕景を眺める。
⚫︎ 秋田県の湯瀬温泉に宿泊。
7:30着 / 8:05発
フェリーから太平洋に昇る朝日を眺め、青森県の八戸港へ。
🚍 南部交通の本八戸駅経由中心街ターミナル行きシャトルバスに乗車。
8:25着 / 8:45発
八戸線の八戸行き普通列車に乗車。
8:55着 / 9:30発
第三セクター青い森鉄道の盛岡行き普通列車に乗車。目時からIGRいわて銀河鉄道に入る。両鉄道とも「北海道&東日本パス」が利用できる。
11:18着 / 16:39発
🍽 岩手県の県庁所在地代表駅。まずは昼食にしよう。盛岡名物といえば、冷麺やわんこそば、じゃじゃ麺などが有名だ。
昼食後は北上川が流れる盛岡市内を散策。盛岡城址公園や岩手銀行赤レンガ館、盛岡八幡宮、駅西口の「マリオス」20階展望室などに足を運んでみよう。
夕方、IGRいわて銀河鉄道の改札口から花輪線の大館行き普通列車に乗車。進行方向左手には岩手山や八幡平の夕景が広がる。
18:22着
♨️ 湯瀬温泉は秋田県鹿角市の米代川沿いにある昔懐かし雰囲気の温泉街。駅から徒歩数分の場所に大小数軒の温泉宿が点在している。肌に優しいアルカリ性単純温泉で旅の疲れを癒そう。
Photos: Openverse Kitakami River and landscape of Morioka City 20220402a © 掬茶 (Licensed under CC BY-SA 4.0)
湯瀬温泉の宿 (スポンサー広告)
亀の井ホテル
秋田湯瀬
▶︎ 湯瀬温泉駅から徒歩3分(無料送迎あり)
日本全国の温泉のある宿・ホテルを活性化する応援投票企画サイト「温泉宿・ホテル総選挙」で受賞しました。お得なファミリープランも新発売!新緑、紅葉、雪景色へと眺めを変える八幡平の山並みを一望。
3日目
鉄道乗車距離: 301.2km
湯瀬温泉→大鰐温泉
⚫︎ 米代川に沿って花輪線を北上。
⚫︎ 大館から東能代まで特急つがるでワープ。
⚫︎ 東能代から五能線に乗車。白神山地や日本海、津軽平野の雪景色を満喫。
⚫︎ 五所川原で途中下車し、津軽鉄道のストーブ列車(12〜3月運転)に乗り換え。ノスタルジックな旅を満喫しよう。
⚫︎ 南津軽の名湯・大鰐温泉に宿泊。
8:46発
花輪線の大館行き普通列車に乗車。米代川に沿って走り、十和田南で進行方向が変わる。
9:58着 / 10:17発
秋田県北の中心都市。リニューアルされた駅舎にはコンビニがある。この先は夕方まで列車の乗り継ぎが続くので、食べ物と飲み物を準備しておこう。
🎟 奥羽本線の秋田行き特急つがる42号に乗車。大館〜東能代間の運賃+自由席特急券の計1380円が別途必要。
10:56着 / 11:00発
五能線の深浦方面弘前行き普通列車に乗車。進行方向左手には日本海、右手には世界遺産の白神山地。鯵ヶ沢を過ぎると岩木山が見える。
14:28着
立佞武多(たちねぷた)で有名な津軽平野の田園都市。津軽鉄道の接続駅。
14:40発
🎟 津軽鉄道の津軽中里行きストーブ列車(12〜3月の毎日運転)に乗車。ダルマストーブ付きの客車に乗車する場合は、乗車券のほかに有料の「ストーブ列車券」が別途必要(予約不要)。ダルマストーブが設置されたノスタルジックな客車で、津軽平野の幻想的な冬景色を眺めたい。
➡︎ 乗車券のみで利用できる普通車両も連結。
15:25着 / 15:54発
津軽鉄道の終着駅。
🎟 折り返し、津軽五所川原行きストーブ列車(12〜3月の毎日運転)に乗車。ダルマストーブ付きの客車に乗車する場合は、乗車券のほかに有料の「ストーブ列車券」が別途必要(予約不要)。車窓には夕暮れの津軽平野が広がる。
➡︎ 乗車券のみで利用できる普通車両も連結。
16:38着
五能線の乗り換え駅。
16:46発
五能線の弘前行き普通列車に乗車。川部で進行方向が変わる。
17:37着 / 17:39発
奥羽本線の秋田行き普通列車に乗車。
🛏 弘前での宿泊もおすすめ。
17:50着
♨️ お疲れさまでした。800年余りの歴史を持つ大鰐温泉は南津軽を代表する温泉街。昔懐かしい雰囲気の旅館や共同浴場が点在する。
大鰐温泉の宿 (スポンサー広告)
大鰐温泉
不二やホテル
▶︎ 大鰐温泉駅から徒歩15分(無料送迎は要予約)
自慢は露天風呂。冬は雪見露天!四季を感じる日本庭園を眺めて情緒たっぷりの温泉が楽しめます。
4日目
鉄道乗車距離: 530.7km
大鰐温泉→札幌
⚫︎ 新青森から北海道新幹線はやぶさで青函トンネルを抜け、新函館北斗へ。特定特急券が別途必要。
⚫︎ 函館に寄り道。海鮮丼やご当地バーガーを味わってみたい。
⚫︎ 室蘭本線の豊浦で途中下車。豊浦温泉しおさいで入浴・夕食。
⚫︎ 豊浦温泉に宿泊し、翌朝のバスで洞爺湖温泉へ直行することもできる。札幌行きのバスへ乗り継ぎも可能。
7:48発
奥羽本線の弘前行き普通列車に乗車。
8:01着 / 8:04発
青森行き普通列車に乗車。
8:45着 / 9:04発
北海道新幹線の乗り換え駅。まずは駅の自動券売機で新函館北斗までの特定特急券を購入しよう。座席の指定はできないが、普通車の空いている席(立席と呼ばれる)を利用できる。
🚄 北海道新幹線の新函館北斗行きはやぶさ95号に乗車。青函トンネルを抜けて憧れの北海道へ。
10:01着 / 10:11発
北海道新幹線の終着駅。
函館行きの普通列車はこだてライナーに乗車。
10:30着 / 12:35発
道南を代表する港町。
🍽 約2時間の待ち時間があるので、駅前の函館朝市、またはラッキーピエロで昼食。鉄道ファンには青函連絡船記念館摩周丸の見学がおすすめだ。
駅に戻り、函館本線の長万部行き普通列車に乗車。進行方向右手には駒ヶ岳や噴火湾が見える。
14:56着 / 15:30発
長万部といえば駅弁「かにめし」が有名だ。待ち時間に駅前の直売店(火曜休)で買い求ることができる(売り切れの場合あり)。
室蘭本線の東室蘭行き普通列車に乗車。トンネルに挟まれた秘境ムード満点の小幌駅をお見逃しなく。右手には噴火湾、左手には有珠山や昭和新山が見える。
➡︎ 長万部から札幌まではニセコ・小樽経由の利用も可能。
16:05着 / 18:48発
♨️ 豊浦で途中下車し、駅から徒歩13分の海辺にある天然豊浦温泉しおさいへ。広々とした大浴場の源泉湯、高温湯や低温湯、ジャグジー、サウナ、露天風呂など多種多様の設備があり、噴火湾を間近に眺めながら入浴できる。
🍽 夕食は館内レストラン「渚のしらべ」(17:00から営業)で。噴火湾特産の魚介類や地元の野菜を使った料理を味わえる。
駅に戻り、室蘭本線の東室蘭行き普通列車に乗車。
🚍 豊浦温泉しおさいに宿泊し、翌朝8:30発の道南バスで洞爺湖温泉へ向かうことができる。洞爺湖を観光後、札幌行きの道南バス(予約制)に乗り継ぐのもおすすめ。
19:37着 / 19:43発
苫小牧行き普通列車に乗車。737系のワンマン電車。
20:41着 / 21:09発
千歳線の札幌行き普通列車に乗車。
21:30着 / 21:34発
札幌行き快速エアポート181号に乗車。南千歳で乗り換えることにより、札幌着が20分以上早くなる。江別・岩見沢方面へ行く場合は白石で乗り換え。
22:12着
お疲れさまでした。札幌到着です。
豊浦温泉の宿 (スポンサー広告)
天然豊浦温泉
しおさい
▶︎ 豊浦駅から徒歩13分
豊浦海浜公園に面する温泉宿。広々とした大浴場の源泉湯、高温湯や低温湯、ジャグジー、サウナ、露天風呂など多種多様の設備があり、大浴場の大きな窓から噴火湾を一望できる。全客室と温泉大浴場からオーシャンビューを楽しめる。食事は豊浦の食材をふんだんに使った料理。
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