極東・沿海地方

初めてのハバロフスク観光

ハバロフスクI駅

シベリア鉄道における主要ターミナル駅のひとつ。優美な外観が印象的なネオ・ロシア様式の駅舎は2008年に改装されたもので、元々は社会主義的な建築だったという。駅舎の1階には売店やカフェテリア、2階には休憩所、地下には切符売り場や手荷物預かり所(1日50ルーブル)がある。

ソ連時代、外国人はモスクワから閉鎖都市だったウラジオストクまでシベリア鉄道を乗り通すことはできず、ハバロフスクでナホトカ行きの夜行列車に乗り換える必要があった。

現在、当駅からは、

  • ロシア号 (モスクワ行き)
  • オケアン号 (ウラジオストク行き)
  • アムールスキー号 (ブラゴヴェシチェンスク行き)
  • 青年号 (コムソモリスク・ナ・アムーレ行き)
  • ナホトカ行き
  • ソヴィエツカヤ・ガヴァニ行き (コムソモリスク、ワニノ経由)
  • チェグドミン行き (ビロビジャン、ノーヴィ・ウルガル経由)
  • ネリュングリ行き (ティンダ経由)

などの夜行列車が発着。

その他、ユダヤ自治州のビロビジャン行き、それより更に西のオブルチエ行き、ハバロフスク州南部のビキン行きなどの近郊列車(エレクトリーチカ)が運行されており、いずれもシベリア鉄道を走る。

空港からは35番バスがハバロフスク駅前に停車する。所要時間は30分強。


エロフェイ・ハバロフ像

ハバロフスクの駅前広場にそびえ立つこの銅像は、街の名前の由来になった17世紀のロシア人探検家エロフェイ・ハバロフ。1958年5月29日に、ハバロフスクの創建100周年を記念して設けられたという。彼が銅像のような出立の人物であったかどうかは定かでなく、あくまで想像によるものらしい。


ハバロフスク駅前トラム乗り場

駅前広場から中心街までは南へ約2キロ。路面電車の線路に沿って歩いて行くこともできるが、ハバロフスクは坂が多い街なので、1番トラムに乗ると便利。

中央食品市場へは2駅目のツェントラリニ・リノク(Центральный рынок)、レーニン広場へは4駅目のムラビョヴァ・アムールスカヴァ(Муравьева-Амурского)が最寄りとなる。


レーニン広場

大抵、ロシアの各都市にはレーニン広場が設けられているが、その中でもハバロフスクのレーニン広場は最も大きい。州政府庁舎に面し、広場の外側を通るメインストリートが、この場所だけ妙なカーブを描いている。

興味深いことに、レーニン像は広場の中心ではなく、隣接する赤レンガ造りのズベルバンクの手前で控えめに立っている。当初は広場の中央に設置されていたらしい。

ムラビョヴァ・アムールスカヴァ停留所から約100m。


ムラヴィヨフ・アムールスキー通り

レーニン広場とアムール河畔のコムソモール広場を結ぶ、ハバロフスクで一番賑やかなメンストリート。沿道には帝政ロシア時代末期の20世紀初頭に建てられたヨーロッパ調の優美な歴史的建築物が数多く建ち並び、その合間に1930年代から40年代に建設された社会主義建築が点在する。ハバロフスク随一のハイライトと言ってもよいだろう。

それらの多くは飲食店やホテル、ブティック、土産物店などになっており、道ゆく人々の表情を含めて、歩くだけでも小ヨーロッパ的な雰囲気が感じられるところだ。

レーニン広場のそばには第二次世界大戦後、この地に抑留された日本人によって手がけられたアカデミー(上の写真左側)が建つ。

旧ピオネール宮殿。ソ連時代は課外活動用の施設だったところで、現在は土産物店ターイヌィ・リミスラーが入る。

日本人が手がけた旧竹内貿易事務所。現在はハーレー・ダビッドソンバーやハンバーガーショップなどが入る。

アムール河畔のコムソモール広場に面する極東国立研究図書館。1902年築。


コムソモール広場

レーニン広場からムラヴィヨフ・アムールスキー通りを歩くこと約20分。アムール河畔に程近いコムソモール広場(教会に面していることから「ソボールナヤ広場」とも呼ばれる)で、ロシア内戦の兵士を称えるモニュメントが立つ。


グラド・ハバロフスキー聖母昇天大聖堂

コムソモール広場に面しており、1890年にハバロフスクで最初の大聖堂として建てられたものの、1930年に反宗教主義の一環で破壊されたという歴史を持つ。ソ連崩壊からしばらく経った2002年、現在の姿に再建された。おとぎ話に出てきそうな、可愛らしい外観が印象的だ。

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