東京から「週末パス」で山岳ローカル線の小海線・飯山線・只見線を走破するおすすめモデルコース。南アルプスの山並みを見渡す小海線(八ヶ岳高原線)、千曲川と信濃川に沿って走る飯山線、そして奥会津の秘境を辿る只見線の車窓風景を満喫しよう。土休日の旅行であれば、小海線と磐越西線を走るリゾート列車(全車指定席の臨時快速)にも乗車できる。「週末パス」の旅の決定版。
Photo: Openverse Find47 Fukushima-Autumn leaves train, No. 1 Tadami River Bridge, Mishima Town © Koichi_Hayakawa (Licensed under CC BY 4.0)
⚫︎ 2024年10月時点の情報です。時刻・料金・営業時間などは変更される場合があります。
⚫︎ 当モデルコースは交通機関の遅延や運休時の接続を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
⚫︎ 4月27日〜5月6日、8月10日〜8月19日、12月28日〜1月6日は「週末パス」が利用できませんのでご注意ください。
⚫︎ 津南駅の日帰り温泉「リバーサイド津南」、および十日町産業文化発信館「いこて」は月曜(祝日の場合は翌日)が休業となります。
チェックリスト
⚫︎ このモデルコースでは土曜・休日の連続する2日間有効の「週末パス」が1枚必要。利用開始日の1ヶ月前から前日までJR東日本の主な駅、および主な旅行会社で購入できる。4月27日〜5月6日、8月10日〜8月19日、および12月28日〜1月6日はが利用できないので要注意。詳しくはJR東日本の公式サイトでご確認ください。
⚫︎ 臨時快速列車「HIGH RAIL 1号」(1日目: 小淵沢〜小諸)、および「あいづSATONO」(2日目: 会津若松〜郡山)に乗車する場合は、JR東日本「のってたのしい列車」公式サイトで運転日を確認しよう。各列車とも全車指定席で、乗車には指定席券が別途必要。指定席券はJRの駅窓口、主な旅行会社、「えきねっと」で購入できる。
⚫︎ 小出のホテルを予約しておこう。
1日目
鉄道乗車距離: 423.1km
東京→小出
⚫︎ 中央線の車窓から朝の甲府盆地やぶどう畑を眺める。
⚫︎ JR線で一番標高が高い小海線を走破。土休日はリゾート車両の臨時快速列車「HIGH RAIL」(全車指定席)の乗車もおすすめ。
⚫︎ 小諸藩の城下町で昼食。名物の小諸そばを堪能してみては。
⚫︎ 長野県と新潟県を結ぶ飯山線を走破。
⚫︎ 津南駅の日帰り温泉(月曜休)に入浴。
⚫︎ 十日町産業文化発信館「いこて」(月曜休)で夕食。
5:54発 (土休日は6:01発)
中央線の高尾行き快速列車(土休日は特別快速)に乗車。
6:08発 (土休日は6:15発)
高尾行き快速列車の停車駅。
➡︎ 横浜方面からは横浜線の普通列車(東神奈川始発)に乗車し、八王子で乗り換え。所要約1時間。
7:03着 (土休日は7:00着) / 7:07発 (土休日は7:06発)
甲府行き普通列車に乗車。朝の甲府盆地を眺めながら西へ進む。
8:38着 / 8:50発
山梨県の県庁所在地。
松本行き普通列車に乗車。
9:43着 / 10:07発
小海線の小諸行き普通列車に乗車。南アルプスの山並みを眺めながら高原地帯を走る。JR線で一番標高が高い駅・野辺山(1345.6メートル)とJR線の最高標高地点(清里〜野辺山間)をお見逃しなく。
➡︎ 観光シーズンの土休日は10:39発の小諸行き臨時快速列車「HIGH RAIL 1号」(全車指定席)にも乗り継ぎできる。乗車には指定席券が別途必要。リクライニングシートやボックスシート、ペアシートを備えた車両で快適な高原鉄道の旅が楽しめる。昼食に最適な特製弁当は要予約。
14:30着 / 15:04発
飯山線(しなの鉄道経由)の越後川口行き普通列車に乗車。
進行方向右手に見えるのは千曲川で、新潟県に入ると信濃川と名前を変える。日本の原風景を思わせる山村風景を満喫したい。
17:08着 / 18:38発
信濃川に程近い新潟県の津南で途中下車。駅に併設の日帰り温泉「リバーサイト津南」(月曜休)で線路を眺めながら汗を流そう。畳敷きの休憩室もある。
越後川口行き普通列車に乗車。
➡︎ 月曜(祝日の場合は翌日)はリバーサイト津南の定休日なので、別の駅での途中下車がおすすめ。
18:56着 / 20:49発
北越急行線が接続するターミナル駅。夕食は駅から徒歩10分の十日町産業文化発信館「いこて」(月曜休)がおすすめ。大地の芸術祭作品の木造建築で十日町の食材を使った料理を味わえる。また、市街地には飲食店や居酒屋も点在。
駅に戻り、越後川口行き普通列車に乗車。
21:18着 / 21:23発
飯山線の終着駅。
上越線の越後湯沢行き普通列車に乗車。
21:35着
翌朝乗車する只見線の始発駅に到着。お疲れさまでした。
Photos: Openverse JRE-Koumi-line-Kobuchizawa01 © Rs1421 (Licensed under CC BY-SA 3.0); Openverse JR Iiyama Line Tsunan Station building © Mister0124 (Licensed under CC BY-SA 4.0)
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2日目
鉄道乗車距離: 428.3km
小出→東京
⚫︎ 小出から只見線の始発列車に乗車。混雑を避けてのんびりと朝の車窓風景を満喫。
⚫︎ 只見線の会津川口、または会津柳津で途中下車。街歩きや温泉入浴を楽しみたい。
⚫︎ 会津若松の街をしばし散策。
⚫︎ 土休日は喜多方・会津若松〜郡山間の臨時快速列車「あいづSATONO」(全車指定席)にも乗車できる。
⚫︎ 宇都宮名物の餃子で夕食。
⚫︎ 宇都宮〜東京間の普通列車はグリーン車自由席の利用がおすすめ。
5:36発
早起きして、いよいよ只見線の会津若松行き普通列車に乗車。鉄道旅行の場合、小出で前泊しなければ乗車できない列車なので、ほぼ確実に着席できるはずだ。車窓は只見川の景色を楽しめる進行方向左手が良い。
17:36着 / 17:49発
磐越西線の終着駅(会津若松発の臨時快速列車「あいづSATONO」は17:16着)。
東北本線の新白河行き普通列車に乗車。
➡︎ 郡山から東北本線の普通列車で福島・山形・仙台方面へ乗り継ぎできる。
18:28着 / 18:32発
黒磯行き普通列車に乗車。
18:55着 / 19:00発
宇都宮行き普通列車に乗車。
19:52着 / 20:49発 (土休日は20:47発)
🥟 夕食は宇都宮名物の餃子がおすすめ。宇都宮駅ビル「宇都宮パセオ」、または駅周辺の名物の専門店で味わいたい。
東京方面国府津(こうづ)行き普通列車に乗車。追加料金を払えばグリーン車自由席を利用できる。夜景を眺めながら晩酌はいかが?
22:39着 (土休日は22:40着)
長旅お疲れさまでした。川崎・横浜方面へ向かう場合は引き続き乗車。
➡︎ 千葉・川崎・横浜・久里浜・高尾・取手などの電車特定区間内では終電まで青春18きっぷを利用できる。
Photos: Openverse 小出駅 – panoramio (8) © くろふね (Licensed under CC BY 3.0); Openverse JR East Aizu-Kawaguchi Station Platform, Fukushima Pref © Mister0124 (Licensed under CC BY-SA 4.0); Openverse 20081005円蔵寺と只見川 © BehBeh (Licensed under CC BY-SA 3.0); Openverse JR Aizu-Wakamatsu Station © Asturio Cantabrio (Licensed under CC BY-SA 4.0)
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