JR Pass itinerary (3-day): Complete the JR Shikou Lines
香川県の高松から「四国フリーきっぷ」、または「バースデイきっぷ」を利用してJR四国の全線を3日間で完乗するおすすめモデルコース。乗り鉄に加えて、香川県の金刀比羅宮、徳島県の阿波踊り会館と薬王寺、高知県の土佐藩高知城、愛媛県の道後温泉を観光。ゆとりあるスケジュールで、四国四県の魅力を満喫できる。東京からは寝台特急サンライズ瀬戸、神戸からは深夜フェリーの利用が便利。
Photo: Openverse Yodo Line and Shimanto river © Takuma-sa (Licensed under CC BY-SA 3.0)
⚫︎ 2024年11月時点の情報です。時刻・料金・営業時間などは変更される場合があります。
⚫︎ 当モデルコースは交通機関の遅延や運休時の接続を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
⚫︎ 関西発着の青春18きっぷ・秋の乗り放題パスモデルコース「四国一周の旅」もあわせてご覧ください。
チェックリスト
⚫︎ この旅行では、JR四国全線が乗り放題の「四国フリーきっぷ」(3日間有効)が1枚必要。JR四国の主な駅や専用アプリで購入できる(利用当日の購入もOK)。詳しくはJR四国の公式サイトでご確認ください。
⚫︎ 誕生月の旅行には「バースデイきっぷ」(3日間有効)がお得。普通車自由席用とグリーン車用があり、JR四国の主な駅で購入できる(利用当日の購入もOK)。グリーン車を利用する場合は、乗車前に座席の指定が必要。詳しくはJR四国の公式サイトでご確認ください。
⚫︎ JR四国利用の航空券付きパッケージツアーを扱う旅行会社では、参加者限定の「JR四国フリーきっぷ」がお得。利用条件については各旅行会社の公式サイトでご確認ください。
⚫︎ 東京〜高松間の寝台特急「サンライズ瀬戸」を利用する場合は、乗車券・特急券・寝台券が必要。往復割引乗車券を利用する場合は、往路・復路の運賃がそれぞれ1割引となる。
⚫︎ 神戸三宮〜高松間の移動は、ジャンボフェリーの深夜便(夜行フェリー)が安価でおすすめ。
⚫︎ 徳島と松山・道後温泉のホテルを予約しておこう。
INDEX
1日目
鉄道乗車距離: 247.1km
高松→徳島
⚫︎ 旅の起点となる高松までは東京発の寝台特急サンライズ瀬戸、または神戸発の深夜フェリーが利用できる。
⚫︎ 高徳線・鳴門線・牟岐線(阿波室戸シーサイドライン)を全線完乗。
⚫︎ 徳島県日和佐で「厄除けの寺」薬王寺にお参り。温泉入浴や海岸散策もおすすめ。
⚫︎ 徳島の阿波踊り会館で夜の踊りを鑑賞。5〜10月は眉山の夜景も楽しめる。
8:24発
高徳線の徳島行き特急うずしお5号に乗車。香川県と徳島県の県境は意外と険しい山越えの区間だ。
➡︎ 東京を前日21:50に出発する寝台特急「サンライズ瀬戸」(7:27着)、または神戸三宮を1:00に出港するジャンボフェリー(高松東港5:15着)から乗り継ぎできる。
9:23着 / 9:35発
跨線橋を渡って、鳴門線の鳴門行き普通列車に乗車。阿波鉄道を前身とする全長8.5キロの短距離路線で、教会前や金毘羅前といった駅名に特徴がある。
9:52着 / 10:00発
鳴門線の終着駅。鳴門きんときや鳴門の渦潮で全国的に有名な町でもある。
折り返し、徳島行き普通列車に乗車。
10:44着 / 11:30発
☕️ 徳島県の中心都市。夕方には再び戻るので、駅のロッカーやホテルに荷物を預けて身軽に行動するのがおすすめ。時間があれば、駅構内のカフェで一息つこう。
牟岐線の阿波海南行き普通列車に乗車。
15:42着 / 16:08発
牟岐線の終着駅。阿波海南〜海部間は2020年に第三セクターの阿佐海岸鉄道に経営移管され、DMV(座席定員制)が運転されている。
折り返し、徳島行き普通列車に乗車。
18:12着
1日目の鉄道の旅はここまで。お疲れさまでした。
夕食後は阿波踊り会館(21:00まで開館)を訪ねてみよう。20:00からは有名連による夜の踊りを鑑賞できる。4〜10月は阿波踊り会館に併設の眉山ロープウェイに乗車して、徳島の夜景を眺めたい。
Photos: Openverse 150504 Takamatsu Station Takamatsu Kagawa pref Japan02s3 © 663highland (Licensed under CC BY 2.5); Openverse Ikenotani Station platform 3-4 20110908 © Rsa (Licensed under CC BY 3.0); Openverse Naruto railway station (overview) © Kounosu (Licensed under CC BY-SA 4.0); Openverse Tokushima Station Station Building 1 © 京浜にけ at Japanese Wikipedia (Licensed under CC BY-SA 3.0); Openverse Vanillite in Minami, Tokushima 18 (Yakuoji temple) © Kasadera (Licensed under CC BY 2.0); Openverse JR四国 牟岐線 阿波海南駅 駅名標(2021年2月3日撮影) © やなちゃん徳島 (Licensed under CC BY-SA 4.0); Openverse Bizan Tokushima01s3872 © 663highland (Licensed under CC BY 2.5)
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▶︎ JR徳島駅直結。
徳島駅直結+ショッピングセンター併設。地産食材を使用した料理を含む35種類以上のビュッフェをご堪能ください。
2日目
鉄道乗車距離: 412.0km
徳島→松山
⚫︎ 徳島線(よしの川ブルーライン)と予土線(しまんとグリーンライン)を全線完乗。
⚫︎ 土佐藩の居城・高知城を散策。
⚫︎ 高知から窪川までは臨時特急「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」に乗車することもできる。運転日は要確認。
⚫︎ 土曜・休日は予土線の普通列車が「しまんトロッコ」として運転される日がある(トロッコ車両の乗車には座席指定券が別途必要)。
⚫︎ 松山・道後温泉に宿泊。夜は温泉めぐりを楽しもう。
6:45発
徳島線の阿波池田行き特急剣山1号に乗車。進行方向右手に吉野川を眺めながら進む。
8:10着 / 8:29発
徳島県西部の山あいに位置する交通の要衝で、徳島線の終着駅。コンビニキヨスクがある。
土讃線の高知行き特急南風1号(🟢グリーン車連結)に乗車。列車は土佐北川まで急峻な渓谷に沿って走る。ハイライトは小歩危(こぼけ)・大歩危(おおぼけ)。
9:39着 / 9:46発 (土休日は9:51発)
南国の雰囲気が漂う土佐藩の城下町。約2時間滞在できるので、高知城へ足を伸ばしてみよう。
🚋 高知駅前からとさでん交通(路面電車)の「桟橋通五丁目」行きに乗車。
➡︎ 高知で10:02発の窪川行き臨時特急「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり(🟢グリーン車連結)」に乗り継ぐのもおすすめ。乗車には特急券とグリーン車指定席券が別途必要(バースデイきっぷのグリーン車用を除く)。運転日と利用条件は公式サイトで確認を。
9:53着 (土休日は9:58着) / 10:00発
高知城方面への乗り換え停留所。
🚋 下車時に乗り換え券をもらって、とさでん交通(路面電車)の「鏡川橋」行きに乗車。
10:04着 / 11:10発 (土休日は11:12発)
南海の名城と称される高知城は「高知城前」停留所から徒歩5分。山内一豊によって築かれ、約400年の歴史を持つ。城内を約1時間散策。
🚋 停留所に戻り、とさでん交通(路面電車)の「御免町」行きに乗車。
➡︎ 高知城から高知駅までは1.5キロ。歩いて行くこともできる(約25分)。
11:15着 (土休日は11:17着) / 11:20発 (土休日は11:25発)
高知駅方面への乗り換え停留所。
🚋 下車時に乗り換え券をもらって、とさでん交通(路面電車)の「高知駅前」行きに乗車。
11:26着 (土休日は11:31着) / 11:49発
中村行き特急あしずり3号に乗車。駅のホームで駅弁を買って、車内でゆっくり味わいたい。「カツオのたたき弁当」は予約がおすすめ。
12:57着 / 13:21発
土讃線の終着駅。
予土線の宇和島行き普通列車に乗車。土曜・休日は「しまんトロッコ」として運転される日があるので、タイミングが合えば是非ともトロッコ車両(座席指定券が別途必要)に乗車したい。「日本最後の清流」と謳われる四万十川に沿って走る。
➡︎ 高知10:02発の臨時特急「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」は窪川12:32着。予土線の上記列車に乗り継ぎできる。
16:00着 / 16:02発
予讃線の松山行き特急宇和海22号に乗車。アンパンマン列車で運転。
17:26着 / 17:41発
愛媛県の県庁所在地で、松山城のふもとに広がる四国最大の都市。
🚋 松山駅前から伊予鉄道市内線5系統「道後温泉」行きに乗車。
18:06着
道後温泉は四国を代表する名湯のひとつ。道後温泉本館や飛鳥乃湯泉出水、椿の湯では日帰り入浴ができる。宿にチェックインし、夜の情緒ある温泉街をぶらり散策したい。
Photos: Openverse 150503 Awa-Ikeda Station Miyoshi Tokushima pref Japan05n © 663highland (Licensed under CC BY 2.5); Openverse Kochi-STA © MaedaAkihiko (Licensed under CC BY-SA 4.0); Openverse 高知城遠景 © Tsuyoshi chiba (Licensed under CC BY-SA 4.0); Openverse Yodo Line and Shimanto river © Takuma-sa (Licensed under CC BY-SA 3.0); Openverse JR Uwajima Station © Kzaral (Licensed under CC BY 2.0); Openverse JR Matsuyama station © x768 (Licensed under CC BY-SA 2.0); Openverse Dogo Onsen © Japanexperterna.se (Licensed under CC BY-SA 2.0)
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▶︎ 道後温泉駅から徒歩5分
道後温泉本館に隣接した、創業150年を迎える数寄屋造りの純和風旅館です。館内は無料高速Wi-Fiを完備しており、湯上り休憩処には無料の日本酒BAR・うまい棒BARを新設いたしました。
3日目
鉄道乗車距離: 449.4km
松山→高松
⚫︎ 予讃線・愛ある伊予灘線・内子線・土讃線・瀬戸大橋線(JR四国エリア)を全線完乗。
⚫︎ 松山から伊予大洲までの往路は臨時特急「伊予灘ものがたり(大洲編)」に乗車することもできる。運転日は要確認。
⚫︎ 四国を代表する神社のひとつ・金刀比羅宮にお参り。
⚫︎ 高松到着後、東京行きの寝台特急サンライズ出雲、または神戸行きの深夜フェリーに乗り継ぎできる。
8:21発
🚋 伊予鉄道市内線5系統「松山駅前」行きに乗車。
➡︎ 松山駅で臨時特急「伊予灘ものがたり(大洲編)」へ乗り継ぐ場合は、道後温泉7:48発の伊予鉄道「松山駅前」行きに乗車(所要24分)。
8:45着 / 9:07発
予讃線(内子線経由)の宇和島行き特急宇和海7号に乗車。内陸側の短絡ルートを進む。
➡︎ 松山から8:27発の伊予大洲行き臨時特急「伊予灘ものがたり大洲編(🟢グリーン車連結)」に乗車するのもおすすめ。乗車には特急券とグリーン車指定席券が別途必要(バースデイきっぷのグリーン車用を除く)。通称「愛ある伊予灘線」の海岸線経由で、瀬戸内海に面する下灘駅で10分間停車する。運転日と利用条件は公式サイトで確認を。
9:42着 / 9:46発
通称「愛ある伊予灘線」の松山行き普通列車に乗車。瀬戸内海に沿った伊予長浜経由のルートを進む。車窓は進行方向左手が良い。
➡︎ 臨時特急「伊予灘ものがたり(大洲編)」は10:28着。伊予大洲で下車後、10:40発の内子線経由松山行き特急宇和海10号に乗車。
11:13着 / 11:23発
高松行き特急いしづち30号に乗車。車窓は進行方向左手が良い。
➡︎ 特急宇和海10号(11:20着)からも乗り継ぎできる。
13:39着 / 14:00発
予讃線と瀬戸大橋線の分岐駅。
予讃線・土讃線の琴平行き普通列車に乗車。
14:32着
金刀比羅宮の玄関口。大きい荷物は駅のコインロッカーに預けよう。
「こんぴらさん」として親しまれている金刀比羅宮(ことひらぐう)は四国を代表する神社のひとつ。参道口から御本宮まで続く785段の長い石段が有名だ(往復約90分)。時間があれば、旧金毘羅大芝居(金丸座)にも立ち寄ってみたい。
17:07発
土讃線の高知行き特急南風17号(🟢グリーン車連結)に乗車。
17:34着 / 18:24発
2日目に阿波池田〜窪川間を走破した分を合わせて、土讃線の全線乗車が完了。駅前の飲食店で夕食にしよう。
折り返し、土讃線の岡山行き特急南風24号(🟢グリーン車連結)に乗車。宇多津からは普通列車が通らない短絡線を経由して瀬戸大橋を渡る。季節によっては夕暮れの瀬戸内海を見渡せる。
19:20着 / 19:37発
岡山県倉敷市にある駅で、瀬戸大橋線におけるJR四国とJR西日本の会社境界。
折り返し、高松行き快速マリンライナー57号(🟢グリーン車連結)に乗車。
20:07着
JR四国エリアの瀬戸大橋線(宇多津・坂出〜児島間)と予讃線(宇和島〜高松間)を走破。
🎉 これでJR四国の全線乗車を達成!長旅お疲れさまでした。
➡︎ 高松21:26発の東京行き寝台特急「サンライズ瀬戸」、または高松東港1:00発の神戸三宮行きジャンボフェリー深夜便に乗り継ぎできる。
Photos: Openverse Flight of Steep Steps towards Konpira © Yoshikazu TAKADA (Licensed under CC BY 2.0); Openverse Kojima Station-01 © Gohachiyasሔ (Licensed under CC BY-SA 4.0); Openverse Takamatsu Station (Kagawa) 20240327 (night) © Shogo1999 (Licensed under CC BY-SA 4.0)
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