有珠は「北の湘南」と呼ばれる伊達市の北西に位置する海辺の街。有珠駅周辺には有珠善光寺や大臼山神社、バチラー夫妻記念教会堂などの歴史スポットが点在しており、雪が比較的少ない冬も散策できます。12月末に訪れたのですが、海から吹く風が予想以上に冷たいので、暖かい格好で出かけましょう。散策の所要時間は約1時間30分から2時間が目安です。
⚫︎ 2026年1月時点の情報です。掲載内容は変更される場合があります。
⚫︎ 各施設の営業時間・休業日・料金は公式ウェブサイトなどでご確認ください。
有珠駅

東室蘭から豊浦行き普通列車で約40分。有珠駅に到着です。ワンマン列車では1番前のドアのみが開きます。

無人駅でコインロッカーはありません。大きい荷物を持っている場合は、事前に洞爺駅や東室蘭駅のコインロッカーに預けるとよいでしょう。
有珠駅へは東室蘭から豊浦・長万部方面行き普通列車で約40分。札幌からは東室蘭、または伊達紋別で乗り換えが必要です。洞爺からは普通列車で6分。
KitacaやSuicaなどの交通系ICカードは利用できません。
日当製菓店

有珠駅前の国道交差点を渡った先にあるお菓子屋さん。看板以外の外観は一般的な住宅とほぼ同じ。玄関先に「営業中」の札が掛かっており、入店前にインターホンを押すと、お店の方が応対してくれます。

日当製菓謹製の有珠名物「鰐口最中」。江戸時代に松前藩の家老が有珠善光寺に奉納した鰐口を模した大きいモナカです。北海道産の小豆で作った粒あんがたっぷり入っています。1個ずつ買うこともできますが、型崩れしやすいので、一箱5個入りがおすすめ。その他、あんドーナツ(売り切れの場合あり)や羊羹もあります。
日当製菓店は有珠駅から120m・徒歩2分。2025年度の年末年始は12月30日から1月4日まで休業とのことです。
バチラー夫妻記念堂

有珠市街の小高い丘の上に建つ日本聖公会の教会です。明治時代に北海道へ赴任したイギリス人宣教師・バチラー夫妻の活動を記念して1937年に建てられました。

教会は有珠山の噴石を用いた石造りで、2階の丸い窓が印象的。建物内は4月から10月までの土曜で礼拝がある日に限り、管理者の許可を得て見学できるそうです。
バチラー夫妻記念堂は有珠駅から970m・徒歩12分、日当製菓店から850m・徒歩12分です。場所がややわかりにくいですが、要所に案内看板があるので道に迷うことはないでしょう。
大臼山神社

有珠地区で唯一の神社。約8000年前の有珠山噴火で形成された丘の上にあり、境内では大小の溶岩流が見られます。神職が常駐する社務所はここから約400m北東の「宇宙軒ラーメン 有珠店」隣接地にあります。

社殿の左手奥に立つ巨木「しなの木」。有珠山の岩石を割って幹を伸ばし、成長した姿は圧巻です。境内の解説文によれば、最近はパワースポットとして注目を集めているとか。
大臼山神社は有珠駅から850m・徒歩12分、バチラー夫妻記念堂から500m・徒歩7分です。旅館「有珠観光館」の向かいにあります。
善光寺地蔵堂

大臼山神社から北へ約150mの小さな丘の上にあるお堂で、風格が感じられます。有珠善光寺の地蔵菩薩を祀っており、お堂の扉を開けてお参りできます。

善光寺地蔵堂の前に広がる有珠湾。北海道では珍しいリアス式海岸の小さな入江で、数羽の白鳥が羽を休めていました。
善光寺地蔵堂は大臼山神社から150m・徒歩2分です。伊達市有珠地区コミュニティセンター白鳥館に隣接しています。
有珠善光寺

江戸時代に松前藩によって再興された浄土宗の寺院で、蝦夷三官寺のひとつ。茅葺き屋根の寺院は北海道では極めて珍しく、雪化粧の光景は一度見たいと思っていました。お堂では靴を脱いでお参りできます。年末詣で訪ねる人は少ないのですね。有珠駅から上記のルートを辿ってここまで約50分かかりました。

有珠善光寺から自然公園へ続く遊歩道。雪が少なければ、石割桜まで歩くことができます。ちなみに自然公園の地図では歴史公園から道の駅あぷたへの遊歩道が示されていましたが、途中から笹で埋もれていました。このあたりは小道が入り組んでいるので、雪が舞うと方向感覚を失いかけます。適当な場所で戻りましょう。
有珠善光寺は有珠駅から最短1.6km・徒歩22分。善光寺地蔵堂から950m・徒歩13分です。また、道南バスの洞爺室線線(有珠・洞爺駅前経由)「善光寺入口」バス停留所からは450m・徒歩6分です。有珠善光寺にお参りした後、バスで洞爺駅や洞爺湖温泉へ向かうのもおすすめです。
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