一日散歩きっぷは札幌圏を中心とする道央地方のJR線の普通・快速列車の普通車自由席が、期間限定の土曜・日曜・祝日に1日乗り降り自由のお得なきっぷ。時間をかければ道北や道東、道南地方の一部にも足を伸ばせる。週末の日帰り鉄道旅行や温泉めぐりなどにおすすめだ。
Photo: H100 series, Chitose Station
⚫︎ 2025年9月時点の情報です。価格・発売期間・利用条件などは変更される場合があります。詳しくはJR北海道の公式サイトでご確認ください。
⚫︎ 旭川からは季節限定の「道北一日散歩きっぷ」、または「ラベンダーフリーパス」がおすすめです。
基本情報
発売期間
例年、4月下旬から11月中旬までの土曜・日曜・祝日に発売。利用当日の朝から発売され、前売りは行われない。
有効期間
1日間(乗車当日限り)。列車の乗車中に深夜0時を過ぎる場合は、日付が変わってから最初に停車する駅まで有効。
価格
2730円 (こども1360円)
うりば
下記「発売駅一覧」をご覧ください。
発売駅一覧
札幌〜小樽・岩見沢・当別・千歳間のJR線「みどりの窓口」設置駅(指定席券売機を含む)で発売。白抜き文字で表示の駅で購入できる。
フリーエリア
下記の指定されたJR線が乗り降り自由。

⚫︎ 函館本線:長万部〜小樽〜札幌〜滝川
⚫︎ 根室本線:滝川〜富良野
⚫︎ 富良野線:富良野〜中富良野〜美瑛
⚫︎ 千歳線:札幌〜苫小牧、南千歳〜新千歳空港
⚫︎ 石勝線:南千歳〜新得
⚫︎ 学園都市線:札幌〜当別〜北海道医療大学
⚫︎ 日高本線:苫小牧〜鵡川
乗り降り自由な
乗り物
フリーエリア内の普通・快速列車の普通車自由席。
⚫︎ 普通・快速列車の普通車指定席は別途「指定席券」が必要。
⚫︎ 新夕張〜新得間の特急「とかち」・「おおぞら」、室蘭〜東室蘭間の特急「すずらん」は各駅相互間の利用に限り、特例で「一日散歩きっぷ」のみで特急の普通車の空席を利用できる。指定区間外へ乗り越す場合、またはグリーン席を利用する場合は、全乗車区間分の運賃・特急料金が必要。
モデルコース
よくある質問
▼ 「一日散歩きっぷ」のみで特急列車が利用できる区間と条件は?
新夕張〜新得間の特急「とかち」・「おおぞら」、室蘭〜東室蘭間の特急「すずらん」は各駅相互間の利用に限り、特例で「一日散歩きっぷ」のみで特急の普通車の空席を利用できる。指定区間外へ乗り越す場合、またはグリーン席を利用する場合は、全乗車区間分の運賃・特急料金が必要。
▼ 快速「エアポート」の指定席は利用できる?
「一日散歩きっぷ」のほかに指定席券が別途必要。駅窓口や指定席券売機などで購入できる。
▼ 「一日散歩きっぷ」は新千歳空港駅で買えないの?
現在は発売されていないので、快速「エアポート」で発売最寄り駅の千歳駅まで行き(所要6分)、駅窓口や指定席券売機などで購入するのがおすすめ。
▼ 札幌から旭川に行きたいんだけど…
「一日散歩きっぷ」のフリー区間外へ乗り越す場合、函館線経由では滝川〜旭川間、富良野線経由では美瑛〜旭川間の運賃が別途必要となる。旭川駅の有人改札で駅係員に「一日散歩きっぷ」を提示し、乗り越し区間の運賃を支払おう。
▼ 冬に「一日散歩きっぷ」は利用できる?
かつて「一日散歩きっぷ」は通年発売されていたが、現在は何らかの理由で11月中旬〜4月下旬は基本的に発売されない。ただし、発売期間は変更される場合があるので、JR北海道のホームページでご確認を。冬休み期間は北海道&東日本パスを利用する手もある。
▼ JR北海道のホームページに「一日散歩きっぷ」が見当たらないけど、廃止されたの?
「一日散歩きっぷ」の発売期間外となる11月中旬〜4月下旬は、JR北海道のホームページに「一日散歩きっぷ」は掲載されなくなる。例年4月ごろに新年度の「一日散歩きっぷ」の発売期間や利用条件、価格などが新たに掲載されるので、次の旅行計画を練りながら気長に待とう。なお、「一日散歩きっぷ」は1995年から現在まで毎年継続して発売されている。
▼ 払い戻しはできる?
未使用かつ有効期間内であれば、発売額から手数料を差し引いた額の払い戻しを受けることができる。使用開始後の払い戻しは、列車の遅延や運休などの理由に関わらず不可なので注意しよう。
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