東京から北海道&東日本パスを使って東北地方の普通列車を乗り継ぎ、青森〜函館間はリーズナブルな夜行フェリーで一泊。北海道に上陸後、函館から札幌を目指す。ハードスケジュールだが、東京から一番安いルートで北海道への旅行が楽しめるモデルコースだ。札幌での滞在先を決めておけば、北海道&東日本パスの利用期間中はいつでも出発でき、かつ繁忙期に高くなりがちな旅費や宿泊代を節約できる。東京から旭川・富良野方面へ足を伸ばしたり、札幌から東京への片道(または往復)旅行に応用するのもおすすめ。

⚫︎ 2025年7月時点の情報です。時刻・料金・営業時間などは変更される場合があります。

⚫︎ 当モデルコースは2025年3月15日からの内容です。

⚫︎ 当モデルコースは交通機関の遅延や運休時の接続を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。

⚫︎ 下りは東京→札幌、上りは札幌→東京となります。

⚫︎ 出発前にフェリーの運航状況を必ずご確認ください。

⚫︎ 北海道&東日本パスモデルコース「東京〜八戸〜札幌ルート」もご覧ください。


JR線普通・快速列車の普通車自由席、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道、青函フェリー(青森〜函館間)

⚫︎ 北海道&東日本パス

⚫︎ 青函フェリー(青森〜函館間)の乗船券:オンライン予約可・各種割引料金あり

下り2日間・上り2日間

東京

札幌


5:53発

おはようございます。

▶︎ 東北本線(宇都宮線)の宇都宮行き普通列車に乗車。追加料金でグリーン車自由席を利用できる。朝はゆっくり寝て行きたい、あるいは車内で朝食を取りたい場合におすすめ。朝の関東平野を北上し、栃木県へ。


9:00着 (土休日8:59着) / 9:12発

▶︎ 黒磯行き普通列車に乗車。


10:04着 / 10:22発

▶︎ 新白河行き普通列車に乗車。福島県へ。


10:45着 / 10:50発

▶︎ 郡山行き普通列車に乗車。


11:31着 / 11:41発

▶︎ 福島行き普通列車に乗車。宮城県へ。


12:27着 / 12:39発

1番ホームにトイレあり。

▶︎ 白石行き普通列車に乗車。


13:12着 / 13:15発

▶︎ 仙台行き普通列車に乗車。


13:08着 / 13:39発

☕️ 杜の都と呼ばれる東北最大の都市。滞在時間は約30分。駅2階中央改札口横の立ちそば屋で昼食にしよう。

▶︎ 小牛田(こごた)行き普通列車に乗車。


15:18着 / 15:36発

18分間の小休憩。

▶︎ 一ノ関行き普通列車に乗車。


16:22着 / 16:27発

岩手県南部の都市。

▶︎ 盛岡行き普通列車に乗車。


17:59着 / 19:06発

☕️ 盛岡でちょっと早めの夕食。冷麺などの名物料理を堪能しよう。時間があれば駅西口の「マリオス」20階の展望室から盛岡と岩手山の夕景を眺めたい。

▶︎ IGRいわて銀河鉄道八戸行き普通列車に乗車。目時から青い森鉄道に入る。両鉄道とも「北海道&東日本パス」が利用できる


20:55着 / 21:22発

青森県東部の港町。駅にはコンビニがあるが、食べ物は港や船内でも購入できる。

▶︎ 青い森鉄道青森行き普通列車に乗車。「北海道&東日本パス」が利用できる


22:55着

♨️ まずは青森駅から徒歩5分の青森まちなかおんせん(最終入場24時)で長旅の疲れを癒しては。手ぶらセットもある。

▶︎ 青森駅西口から青函フェリー青森港までは2.4km(徒歩約35分)。歩きたくない場合は、青森タクシーの「青函フェリーdeお気軽タクシー」(24時間営業・電話で要予約)で安全かつお得に移動するのがおすすめ(所要約10分)。移動前に駅前のコンビニで買い物を済ませておきたい。


2:00発

出港30分前までに青函フェリーのターミナル窓口で乗船手続きを済ませておこう。旅客は満席にならない限り、予約がなくても乗船できる。ステートルームは客室数が少ないので早めの予約がおすすめ。割引クーポンについては公式サイトを参照のこと。船内には男女別のシャワールームや婦人専用の2等室、軽食カウンターなどがある。

▶︎ 青函フェリー函館行き「はやぶさII(2023年就航)に乗船。深夜の津軽海峡を渡る。


5:50着

はるばるきたぜ、北海道・函館へ。春や夏は函館湾の美しい朝焼けが望めることだろう。

▶︎ 青函フェリー函館港から五稜郭駅までは2km(徒歩約30分)、函館駅までは3.3km(徒歩45分)。歩きたくない場合は、函館駅まで相互交通の「青函フェリーdeお気軽タクシー」(24時間営業・フェリーターミナルの直通電話で予約可)で安全かつお得に移動するのがおすすめ(所要約10分)。以下、函館港から徒歩で五稜郭駅へ向かうモデルコースをご紹介。


6:48発

▶︎ 函館行き普通列車に乗車。道南いさりび鉄道の車両だが、「北海道&東日本パス」で乗車できる。


6:53着 / 8:23発

☕️ 午前7時前に函館駅着。駅前の函館朝市で朝食にしよう。その後はフリータイム。午前または午後の普通列車で札幌方面へ向かうのもよし。函館でたっぷり観光して翌日に移動するもよし。自分の好みに合わせてスケジュールを決めよう。このモデルコースでは札幌に一番早く到着できる普通列車の乗り継ぎで北へ進む。

▶︎ 函館本線の長万部行き普通列車に乗車。進行方向右手の座席がおすすめ。大沼湖や駒ヶ岳、噴火湾が間近に見える。


10:51着 / 13:29発

☕️ 長万部といえば駅弁「かにめし」が有名だ。駅前の直売店「かなや本店」(お盆を除く火曜休)で販売されており、列車の客室を模した飲食スペースで味わうことができる。長万部温泉は駅から徒歩20分。長万部温泉ホテルでは日帰り入浴ができる。郷土資料館(町民センター)や図書館で待ち時間を過ごすのもよい

▶︎ 函館本線の倶知安行き普通列車に乗車。ニセコが近づくと、車窓右手に羊蹄山(通称・蝦夷富士)の勇姿が見える。


15:02着 / 15:16発

世界的なスキーリゾートとして名高いニセコの玄関口。

▶︎ 小樽行き普通列車に乗車。


16:26着 / 16:31発

北海道開拓期の歴史的建物が数多く残るノスタルジックな港町。ここまで来たなら、観光名所の小樽運河や堺町通りを散策してから札幌へ向かうのもおすすめ。

▶︎ 新千歳空港行き快速エアポート146号に乗車。


17:04着

お疲れさまでした。駅に直結のJRタワー展望台で夜景を見ながらビールで乾杯するもよし。夕食に繰り出すのもおすすめ。

⚫︎ 札幌から普通列車で当日中に旭川や富良野、名寄方面へ乗り継ぎできる。

札幌の宿 (スポンサー広告)


Photo: じゃらんnet


14:00発

昼食後に札幌を出発。

▶︎ 千歳線の新千歳空港行き快速エアポート110号に乗車。旭川や富良野、名寄方面からも乗り継ぎできる。


14:30着 / 14:45発

▶︎ 室蘭行き普通列車に乗車。737系のワンマン電車で、大きな窓から樽前山や太平洋の眺めを楽しめる。


16:07着 / 16:17発

▶︎ 長万部行き普通列車に乗車。進行方向右手には有珠山と昭和新山、左手には噴火湾が見える。トンネルに挟まれた秘境ムード満点の小幌駅をお見逃しなく。


17:55着 / 18:48発

☕️ 長万部では約1時間の待ち時間がある。駅周辺の飲食店で夕食、または駅から徒歩4分のスーパーマーケット「ラルズマート」で買い物。

▶︎ 函館行き普通列車に乗車。噴火湾の海岸線に沿って走る。森から大沼までは鹿部経由。


21:39着 / 23:11発

お疲れさまでした。晩酌は駅から徒歩7分の大門横丁(24時ごろまで営業)で。夜の金森赤レンガ倉庫の散策も雰囲気がある。

▶︎ 函館駅から函館港までは3.3km(徒歩約45分)。歩きたくない場合は、函館駅から青函フェリー函館港までは相互交通の「青函フェリーdeお気軽タクシー(24時間営業・要予約)で安全かつお得に移動するのがおすすめ(所要約10分)。五稜郭駅から徒歩で青函フェリー函館港へ向かう場合は新函館北斗行き普通列車「はこだてライナー」に乗車。


23:16着

青函フェリー函館港の最寄り駅。

▶︎ 青函フェリー函館港まで2km(徒歩約30分)。五稜郭駅前郵便局横の跨線橋を歩いて行くのが近道。


2:00発

出港30分前までに青函フェリーのターミナル窓口で乗船手続きを済ませておこう。旅客は満席にならない限り、予約がなくても乗船できる。ステートルームは客室数が少ないので早めの予約がおすすめ。割引クーポンについては公式サイトを参照のこと。船内には男女別のシャワールームや婦人専用の2等室、軽食カウンターなどがある。

▶︎ 青函フェリー函館行き「はやぶさIII(2023年就航)に乗船。深夜の津軽海峡を渡る。


5:50着

本州の北の玄関口。春や夏は陸奥湾の美しい朝焼けが望めることだろう。

▶︎ 青函フェリー青森港から青森駅西口までは2.4km(徒歩約35分)。歩きたくない場合は、青森タクシーの「青函フェリーdeお気軽タクシー」(24時間営業・フェリーターミナルの直通電話で予約可)で安全かつお得に移動するのがおすすめ(所要約10分)。


6:53発

青森市の表玄関。

▶︎ 青い森鉄道の八戸行き普通列車に乗車。「北海道&東日本パス」が利用できる。


7:16着 / 8:15発

♨️ 浅虫温泉駅の歩道橋に直結の道の駅ゆ〜さ浅虫「展望浴場はだか湯」で朝風呂。陸奥湾と湯の島を眺めながらリフレッシュしよう。

▶︎ 青い森鉄道の八戸行き普通列車に乗車。「北海道&東日本パス」が利用できる。


9:26着 / 9:30発

▶︎ 青い森鉄道盛岡行き普通列車に乗車。目時からIGRいわて銀河鉄道に入る。両鉄道とも「北海道&東日本パス」が利用できる。


11:18着 / 11:54発

☕️ 盛岡駅でちょっと早めの昼食。駅構内の立喰いそばがおすすめ。

▶︎ 東北本線の一ノ関行き普通列車に乗車。


13:29着 / 13:50発

☕️ 岩手県南部の都市。駅待合室にコンビニ、駅弁屋、土産物店がある。約20分の小休憩。

▶︎ 小牛田行き普通列車に乗車。


14:37着 / 14:44発

▶︎ 仙台行き普通列車に乗車。


15:30着 / 15:34発

東北地方最大の都市。東北本線・福島経由で東京へ向かうこともできるが、このモデルコースでは太平洋に沿って進む。

▶︎ 6番ホームから常磐線の原ノ町行き普通列車に乗車。


17:00着 / 17:28発

福島県北部の駅で約30分間の休憩。駅構内のコンビニは17時ちょうどに閉店してしまうので要注意。

▶︎ いわき行き普通列車に乗車。


18:48着 / 19:52発

☕️ 一ノ関から普通列車に乗り続けてきたので、休憩を兼ねて、駅ビル「エスパルいわき」の飲食店で夕食にしよう。「ホップジャパンTapRoomいわき」では、あぶくま高原の地ビールを味わえる。

▶︎ 水戸行き普通列車に乗車。


21:19着 / 21:30発

茨城県の県庁所在地。

▶︎ 上野行き普通停車に乗車。追加料金でグリーン車自由席を利用できる。


23:25着 / 23:31発

▶︎ 東京・品川・渋谷方面行きの山手線外回りに乗車。1分後には京浜東北線の東京・横浜方面大船行き各駅停車が発車する。


23:38着

お疲れさまでした。

東京の宿 (スポンサー広告)


Photo: じゃらんnet