⚫︎ 2024年5月時点の情報です。時刻・料金・営業時間などは変更される場合があります。

⚫︎ JR各社の駅(JR九州を除く)で「北海道フリーパス」を購入しよう。JR北海道の全在来線とジェイ・アール北海道バスの路線バスが連続する7日間乗り放題のきっぷだ。

⚫︎ ゴールデンウィーク、お盆期間とその前後、および年末年始は「北海道フリーパス」を利用できないので要注意。

⚫︎ 「北海道フリーパス」では、普通車指定席を6回まで利用できる。7回以上利用する場合は運賃のみ有効で、特急料金や指定席料金が別途必要となるので要注意。

⚫︎ 全車指定席の特急「北斗」「すずらん」「とかち」「おおぞら」は、「北海道フリーパス」のみで普通車指定席の空いている席を利用できる(満席時は立ち席)。もちろん、指定席の予約も可能だ。

⚫︎ 札幌が最終目的地の場合は「北海道フリーパス」の有効期間が1日余る。翌日に本州本面へ向かう飛行機に乗るなら、札幌から新千歳空港まで利用できる。あるいは、函館で2泊して市内観光や北海道新幹線の乗車に充てることも可能だ。

⚫︎ 釧路、旭川、札幌、函館のホテルを予約しておこう。

⚫︎ 最新の列車運行情報を確認しておこう。


北海道全在来線・完全乗車の旅は札幌からスタート。東京から飛行機で北海道入りする場合は新千歳空港、または千歳駅前で一泊し、南千歳で釧路行きの特急に乗り換えることも可能だ。

初日は石勝線経由で道東地方を横断し、北海道最東端の終着駅・根室を目指す。途中、池田で下車し、ワイン城を訪ねる。


6:48発
おはようございます。札幌駅改札内の駅弁屋は早朝6時前から営業しているので、ここで朝食の弁当を買おう。キヨスクも営業している。
釧路行き特急おおぞら1号に乗車。南千歳から石勝線に入り、夕張山地を横断。新得から先の区間は根室本線。

9:35着 / 12:00発
池田駅裏手の小高い丘の上に立つワイン城へ。十勝ワインを堪能するなら、ガイドツアーの参加や有料試飲コーナーの利用がおすすめ。売店には旅のお供にぴったりなミニボトルもある。昼食は田園風景を見渡すレストランでワインと一緒に。
正午、釧路行き特急おおぞら3号に乗車。厚内を過ぎると、進行方向右手に太平洋が見える。

13:20着 / 13:25発
道東地方最大の港町。
すぐに根室本線(愛称・花咲線)の根室行き普通列車に乗車。車窓は厚岸湾や別寒辺牛湿原、太平洋の景色が進行方向右手に広がる。日本最東端の無人駅・東根室をお見逃しなく。

15:57着 / 16:10発
根室本線(花咲線)の終着駅。ここまで来たら、根室半島の先端まで足を伸ばしてみよう。
根室交通の納沙布岬行き路線バスに乗車。

16:54着 / 17:20発
日本本土の最東端に位置する岬で、天気が良ければ眼前に歯舞群島が見える(年末年始は16時前に日没を迎えるので留意しておきたい)。灯台が立つ場所が岬の突端だ。
折り返し、根室駅前行きの路線バスに乗車。

18:04着 / 19:04発
釧路行きの列車に乗るまで待ち時間が1時間あるので、駅前の飲食店で夕食にしよう。根室といえば新鮮な海の幸はもちろんのこと、回転寿司やご当地グルメ「エスカロップ」も有名だ。
釧路行き普通列車に乗車。途中、夜行性のエゾシカとの遭遇があるかもしれない。

21:45着
お疲れ様でした。まずはホテルにチェックインして、霧の街に繰り出しましょう。夜の幣舞橋は必見。近くには歓楽街の末広町があり、炉端や居酒屋が軒を連ねています。


今夜の宿 (スポンサー広告)

▶︎ 釧路駅から徒歩1分

釧路駅目の前!バスターミナルも徒歩1分と立地の良さ。釧路湿原・茅沼温泉直送の白鳥の湯。宿泊者全員焼き立てパン朝食ビュッフェ付き。Welcome Barで素敵なひと時を。


2日目は釧路から釧網本線を北上してオホーツク海に面する港町・網走へ。このモデルコースでは網走を観光してから夕方の特急オホーツクに乗車し、石北本線を走破する。

時間には余裕があるので、網走から日中の臨時特急大雪4号(運転日注意)で早めに旭川へ向かったり、川湯温泉や知床斜里などで途中下車するのもおすすめ。


8:52発
おはようございます。釧路に来たからには、朝食は駅から徒歩3分の和商市場(午前8時開店)で、好きな魚介類をご飯にのせた「勝手丼」はいかが?列車への持ち込みもできる。
釧網本線の網走行き普通列車しれとこ摩周号に乗車。景色の良い区間をゆっくり走る列車で、釧路湿原や斜里岳、オホーツク海の車窓を楽しめる。進行方向右手の席がおすすめ。
➡︎ 釧網本線の駅で途中下車したい場合は、6時台の始発列車も利用できる。

11:59着 / 17:27発
網走では夕方までたっぷり時間がある。バスで博物館網走監獄や天都山を訪ねたり、冬の流氷シーズンには砕氷船「おーろら」に乗船できる。
石北本線の札幌行き特急オホーツク4号に乗車。スイッチバック駅で知られる遠軽では進行方向が変わる。
➡︎ 日中、石北本線に乗車したい場合は、網走を12時台に出発する旭川行き臨時特急大雪4号(運転日注意)がおすすめ。旭川到着後、留萌本線の石狩沼田まで足を伸ばすこともできる。

21:11着
北海道第二の都市。まずは道東地方のJR線を全線完乗です。旭川では2泊するので、駅前のホテルを利用するのがおすすめ。


今夜の宿 (スポンサー広告)

▶︎ 旭川駅に直結

JR旭川駅直結。全国的にも珍しい、イオンモールの上にホテルがあります。エレベーターの乗り換えで外に出ずにイオンへGO!買い物、お食事、映画鑑賞など様々なニーズに対応できます。


旭川では2泊するので、今日は荷物を軽めにして出発だ。まずは早起きして留萌本線の石狩沼田へ。旭川に戻って朝食を取ったあと、宗谷本線の特急列車で稚内を目指す。さらにバスを乗り継ぎ、日本本土の最北端・宗谷岬へ足を伸ばしたい。夕方、稚内から特急列車で旭川に戻る。


5:18発
留萌本線の一番列車に乗車するので、早起きして一旦ホテルを出よう。朝食は旭川に戻ったあとで。函館本線の札幌行き特急ライラック2号に乗車。

5:36着 / 5:59発
留萌本線の石狩沼田行き普通列車に乗車。北空知の田園地帯を駆け抜ける片道わずか12分の旅。2026年に廃止が予定されている。

6:11着 / 6:24発
留萌本線の終着駅。かつては増毛まで線路が延びており、札幌への路線(札沼線)も分岐していた。折り返し、深川行き普通列車に乗車。

6:41着 / 7:03発
旭川行き普通列車に乗車。車両は2024年から函館本線で運用を開始した737系ワンマン電車。

7:27着 / 9:00発
滞在先のホテルに戻って朝食。今晩も旭川に泊まるので、大きな荷物は預けておいて、身軽な格好で行動しよう。
宗谷本線の稚内行き特急宗谷に乗車。車内販売はないので、駅のキヨスクで食べ物と飲み物を準備しておきたい。名寄盆地を北上し、天塩川に沿って走る。車窓は進行方向左手がよい。

12:42着 / 13:30発
宗谷本線の終着駅で、日本最北端のJR線の駅でもある。昼食がまだという方は、駅ビル「キタカラ」の食堂、または立ち食いそばで。駅の近くには宗谷海峡に面して北防波堤ドームがある。ここまで来たら、宗谷岬まで足を伸ばしてみよう。
宗谷バスの浜頓別行きに乗車。バスターミナル窓口で発売されている宗谷岬の往復割引乗車券がお得。車窓は進行方向左手がよい。

14:20着 / 15:20発
日本本土の最北端に位置する岬。土産物店や飲食店が軒を連ねており、高台からの眺めがよい。
折り返し、宗谷バスの稚内駅前行に乗車。

16:18着 / 17:44発
次の列車に乗るまでしばし待ち時間があるので、駅周辺を散策しよう。稚内公園入口の北門神社は駅から徒歩8分。
札幌行き特急宗谷に乗車。車内販売はないので、駅のコンビニまたは土産物店で夕食の弁当を購入しておきたい。南稚内を出てしばらくすると、車窓右手に利尻島が見える。

21:26着
お疲れ様でした。今日は留萌本線と宗谷本線を走破しました。旭川の夜を満喫したい方は、道北最大の歓楽街「さんろく街」に足を伸ばしましょう。



まずは旭川から滝川・富良野・美瑛のルートを列車でぐるっと一回りし、道北地方の全在来線を走破。

旭川から再び函館本線を南下し、岩見沢から室蘭本線経由で苫小牧へ。日高本線の鵡川へ足を伸ばしたあと、千歳線を走破して。夜は札幌から特急列車に乗って、美唄焼き鳥を食べに行こう。


6:46発
おはようございます。根室本線と富良野線を走破すべく、まずは函館本線の札幌行き特急カムイ6号に乗車。

7:19着 / 7:33発
根室本線の富良野行き普通列車に乗車。空知川に沿って開けた旧炭鉱町の赤平と芦別を通る。初日の乗車分を含めて根室本線を走破。

8:42着 / 10:01発
北海道の中央に位置する農業都市で、スキーリゾートとしても有名。富良野小学校にある北海道中心標は駅から西へ1キロ。
富良野線の旭川行き普通列車に乗車。進行方向右手には十勝岳連峰が見える。

11:11着 / 12:00発
富良野線を走破。昼食は駅または車内で。
この旅で何度も利用した旭川駅と別れ、函館本線の札幌行き特急ライラック22号に乗車。

12:59着 / 13:03発
空知地方の中心都市。
室蘭本線の苫小牧行き普通列車に乗車。かつては石炭を積んだ貨物列車が行き交った路線で、現在はローカル線だが、所々に複線区間がある。石勝線が分岐する追分駅から胆振(いぶり)地方に入る。

14:45着 / 15:20発
北海道を代表する工業都市のひとつ。苫小牧と縁があるアニメグッズは駅南口に隣接する観光案内所で購入できる。
日高本線の鵡川行き普通列車に乗車。太平洋に沿って勇払原野を走る約30分の旅。

15:49着 / 16:20発
シシャモの水揚げで有名な日高本線の終着駅。かつては襟裳岬の玄関口にあたる様似まで線路が延びていた。
折り返し、苫小牧行き普通列車に乗車。

16:49着 / 16:54発
千歳線のほしみ行き普通列車に乗車。

17:13着 / 17:23発
新千歳空港行き快速エアポート142号に乗車。

17:27着 / 17:42発
北海道の空の玄関口。
折り返し、札幌行き快速エアポート143号に乗車。

18:21着 / 18:30発
千歳線を走破して3日ぶりの札幌に到着。ゆっくりしたいところだが、今日はまだ札幌〜岩見沢間の走破が残っている。
函館本線の旭川行き特急ライラック35号に乗車。岩見沢到着時点で函館本線の札幌〜旭川間を走破したことになるが、次の停車駅の美唄へ向かう。

19:06着 / 20:50発
かつては空知地方有数の石炭の町として栄えたところ。名物は炭鉱時代にルーツを持つ美唄焼き鳥。中心街の焼き鳥店「たつみ」(火曜休)、または「福よし」(月曜休)を訪ねてみよう。どちらも21時まで営業。お土産に焼き鳥の持ち帰りもおすすめ。
折り返し、札幌行き特急カムイ46号に乗車。この列車に乗り遅れても、札幌行きの最終列車は22時50分まであるのでご心配なく。

21:25着
お疲れ様でした。今宵はホテルの部屋でゆっくり美唄焼き鳥を食べながら、一日を振り返るのも良いですね。


今夜の宿 (スポンサー広告)

▶︎ 札幌駅北口東コンコースから徒歩2分

JR札幌駅北口(東コンコース)より徒歩2分。シンプルで機能性に優れた空間は心地よい時間をお届けします。全室バス・トイレセパレートタイプ。ホテルのそばに24時間営業のコンビニあり。


まずは札幌から北海道医療大学まで学園都市線を往復。その後、工業都市の室蘭へ向かい、噴火湾に沿って道南地方の森へ。駒ヶ岳の東側を通る函館本線砂原支線に乗車し、津軽海峡に面する港町・函館へ向かう。

夜は函館山に登り、金森赤レンガ倉庫界隈を散策しよう。


8:57発
午前中は列車に乗り続けるので、事前に食べ物と飲み物を用意しておこう。
札沼線(愛称・学園都市線)の北海道医療大学行き普通列車に乗車。車窓のハイライトは石狩川橋梁(あいの里公園〜ロイズタウン間)。
花の季節であれば、少し早めに札幌駅を出発して百合が原で途中下車し、駅から徒歩3分の百合が原公園(写真上)を散策するのもおすすめ。

9:42着 / 9:58発
学園都市線の終着駅。かつては新十津川・石狩沼田まで線路が延びていた。駅前の北海道医療大学は北広島への移転が決まっている。
折り返し、札幌行き普通列車に乗車。

10:50着 / 10:56発
隣のホームに停車している千歳線の函館行き特急北斗10号に乗車。苫小牧を過ぎると進行方向左手に太平洋、右手に樽前山が見える。

12:22着 / 12:27発
室蘭行き普通列車に乗車。進行方向右手には工業都市を象徴する製鉄所の敷地が広がる。

12:39着 / 12:52発
室蘭本線の支線の終着駅。折り返し、千歳行き普通列車に乗車。

13:04着 / 13:41発
駅待合室の四季彩館には弁当類やお土産が揃っているので、ここで昼食の買い物を。
函館行き特急北斗12号に乗車。進行方向左手には噴火湾が寄り添う。長万部到着時点で室蘭本線を走破し、函館本線に入る。

15:20着 / 16:01発
噴火湾と駒ヶ岳を見渡す贅沢なロケーションにある海岸沿いの駅。森といえば駅弁「いかめし」が有名だ。駅前の柴田商店(日曜休)で購入できる。
函館行き普通列車(鹿部経由)に乗車。森から大沼までの区間は通称・砂原支線と呼ばれており、駒ヶ岳の東側をぐるりと回る。進行方向右手の席に座って、駒ヶ岳の風景を眺めたい。

17:43着
津軽海峡に面する港町・函館に到着です。
天気が良ければ函館山に登って夜景を眺め、ライトアップされた元町地区の教会群や金森赤レンガ倉庫をぶらり散策するのがおすすめ。夕食はベイエリアの「はこだてビール」、または「ラッキーピエロ」でいかがですか。


今夜の宿 (スポンサー広告)

▶︎ 函館駅北口から徒歩1分

湯船に浸かり入線する列車を眺め、ラウンジからは青函連絡船記念館摩周丸。ホテルロビーには懐かしい列車のヘッドマークも。回転寿司食べ放題の朝食ビュッフェをお召し上がりいただけます!


最終日は函館から大沼公園に立ち寄ったあとに長万部へ向かい、通称「山線」の小樽行き普通列車に乗車。ニセコ連山や蝦夷富士を眺め、港町・小樽で夕食。札幌に戻れば、北海道の全在来線完全乗車を達成だ。

第三セクター鉄道「道南いさりび鉄道」も走破したいなら、朝の普通列車で函館から木古内まで往復することができる。


12:35発
ちょっと早起きして駅前の函館朝市へ。午前中は元町や五稜郭公園の観光に充ててもよい。函館市電の全線走破も可能だ。
函館本線の長万部行き普通列車に乗車。新函館北斗駅を通らない、通称・藤城線(七飯〜大沼間)経由の普通列車は函館発の1日3本のみという貴重な存在だ。
➡︎ 函館に来たついでに第三セクター鉄道「道南いさりび鉄道」(旧JR江差線)も走破したいなら、朝の普通列車で木古内を往復することができる。

13:14着 / 15:29発
道南に来たからには、駒ヶ岳の山麓に広がる大沼公園を訪ねてみたい。夏場は遊覧船が運航されているほか、大沼湖畔をレンタサイクルで一周することもできる。
札幌行き特急北斗15号に乗車。

16:28着 / 16:35発
函館本線の小樽行き普通列車に乗車。通称「山線」と呼ばれている区間で、車窓からニセコアンヌプリや羊蹄山が見える。かつては特急や急行列車が運行されていたが、現在は各駅停車のみ。

19:49着 / 21:59発
北海道開拓期の歴史的建物が数多く残るノスタルジックな港町。ロマンチックな雰囲気が漂う夜の小樽運河を散策し、小樽倉庫No.1で夕食と地ビールを味わおう。
苫小牧行き普通列車に乗車。札幌行きの普通列車は23時台まである。

22:44着
6日間お疲れ様でした。札幌到着をもって、北海道全在来線の完全乗車を達成です。
明日の飛行機で北海道外へ向かう場合、北海道フリーパスの7日目を利用して新千歳空港に向かうことができます。


今夜の宿 (スポンサー広告)

▶︎ 札幌駅地下街アピアフードウォークに直結

JR札幌駅南口すぐ目の前の立地。地下街アピアからも直結なので、札幌駅から一度も外を通らずにお越し頂けます。セルフ海鮮丼など、北海道グルメを含む朝食ビュッフェを是非お楽しみください!